減量成功の声続々と! 1日3回、1分跳ぶだけの“ゆるジャンプダイエット”

2023.1.27
運動習慣がない人でも簡単にできて、しかも楽しいと話題の全身運動エクササイズ。下半身を中心に大きな筋肉を刺激して血流もアップ! じんわり汗をかきながら、すらりボディを目指そう。

昔得意だった縄跳び、それも二重跳びを娘に披露しようとしたところ、1~2回しか成功せずに大ショック。名誉挽回しようとジャンプで体を鍛えたところ、ダイエットに成功したという医師がいる。愛媛大学でアンチエイジングの研究をする、伊賀瀬道也先生だ。

「特別な道具やウェアをそろえる必要はなく、部屋の中で実践可能。1日に3回、その場でリズミカルに約1分間ジャンプするだけです。私はこの“ゆるジャンプ”メソッドと糖質制限を1年続けて、体重マイナス10kg、ウエストマイナス5cmを達成しました」

伊賀瀬先生によると、ゆるジャンプで痩せられるメカニズムは以下の通り。

「ジャンプするときにふくらはぎを使うので、全身の血流がよくなって代謝がアップします。また、ふくらはぎ以外にも脚全体の筋肉が鍛えられるので、基礎代謝の増加が見込めます。最後に、ジャンプし続けることは有酸素運動になるので、エネルギー消費量がアップするわけです。ゆるジャンプを実践した人からは、体重が減ったりサイズダウンしたりという報告はもちろん、脚のむくみが改善した、腹筋が鍛えられたことで便通がよくなったという嬉しい声も寄せられています」

必要なのは体ひとつ。靴を履いても裸足でもOK。胸の揺れが気になる人は、サポート力のあるスポーツ用ブラをするのがおすすめ。今すぐできるゆるジャンプで、楽しくダイエットに取り組もう!

ココがすごい!ゆるジャンプ・ダイエット

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1. ふくらはぎを刺激して全身の血流アップ。

ふくらはぎは“第二の心臓”とも呼ばれる、血流の要。ジャンプするときにふくらはぎの筋肉が伸縮することでポンプの役割を果たし、脚から上半身へと、重力に逆らって血液を押し戻す流れがスムーズになる。

2. 大腿四頭筋・ハムストリングを鍛えて効率よく筋肉量を増やせる。

下半身には、前ももにある大腿四頭筋や太もも裏にあるハムストリングなど大きな筋肉が集中。全身の骨格筋量の約6割を占めるそう。ゆるジャンプで下半身の筋肉を鍛えておくと、安静時の消費カロリー=基礎代謝がアップ。

3. 有酸素運動で、脂肪燃焼を促進。

ゆるジャンプで約1分間跳び続けると、体はよりエネルギーを消費する有酸素運動モードに突入。そのためには、跳んでいる間の呼吸リズムを“吸う:吐く=1:2”にキープして、心拍数を急激に上げすぎないことが大切。

毎日続けられる 基本のゆるジャンプ

こんなタイミングがオススメ!

【朝起きた後に】
寝起きのジャンプには、代謝が上がった状態で一日を過ごせる、目覚めがよくなる、気持ちが前向きになるというメリットが。ただし、血圧に問題のある人は要注意。また、寒さで体が硬くなりがちな時期は、下記の準備運動をしっかり行ってからジャンプを。

【食事の後に】
食後にほどよい運動で全身の血流を促すと、筋肉が血液中の糖分をスムーズに吸収。エネルギーとして消費できるので、ダイエット効率がアップする。お腹いっぱい食べてしまった後は、気分が悪くなる可能性があるので控えたほうがよい。

ジャンプの前に…

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ジャンプの前には準備運動を。体を温め、関節を動きやすくしよう。まずは、手首・足首を20回くらい回す。次に10回程度屈伸を。膝の角度は90度までを目安に。それ以上深く屈伸する場合は、太もも裏が完全にふくらはぎにつくくらいしゃがむと膝を痛めにくい。

(1)SET

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手は体の側面に沿うように自然に下ろし、力を抜いてまっすぐ立つ。目線は正面に。

(2)JUMP

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かかとを床から離すイメージでまっすぐにジャンプ。

【POINT】
背筋は伸ばして!

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背筋を伸ばしたまま跳ぶことを意識すると、腹筋に力が入ってぽっこりお腹解消効果がアップ。

同じ位置に着地を!

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着地位置がブレるのは、体幹が緩んでいる証拠。腹筋を意識し、真上に跳ぶよう心がけて。

(3)LANDING

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膝を軽く曲げて着地する。

伊賀瀬道也先生 愛媛大学大学院医学系研究科抗加齢医学(新田ゼラチン)講座教授、同大学医学部附属病院 抗加齢・予防医療センター長。アンチエイジング研究の最前線に立つ。著書に『1分 ゆるジャンプ・ダイエット』(冬樹舎)など。

ブラトップ¥10,560 タイツ¥10,450(共にナージー/ジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133)

※『anan』2023年2月1日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ イラスト・サヲリブラウン モデル・橘 季希 取材、文・風間裕美子

(by anan編集部)