脳の健康、考えたことってありますか?【anan編集部リレー日誌】

2022.9.20
久々の脳活&脳トレ特集。記憶力アップドリル、“脳番地”トレーニング、脳過労リセット術を担当しました。ここ数年じわじわと、でも確実に感じていた「あれって、なんだっけ?」という瞬間の多さ。友達同士でも「最近やばいわ〜」なんて笑い話にしていましたが…、読者の皆さんもそんな時ってありませんか?

私自身、仕事や家事をしていて、“なんだか能率が悪いな”“途中でまた別のことに手を出してしまって、結局何も終わってない!”なんてことが増えていて、できない人間だなぁと自己嫌悪に陥ることもあったのですが、脳過労リセット術の取材で脳神経外科医・奥村歩さんに取材をしていておっしゃっていたのは、「人間の脳は本来マルチタスクに向いていない」ということ。「え⁉︎ そうなの?」と目から鱗でした。奥村さん曰く、「マルチタスクをできているように見えるのは、切り替えがちゃんとできているから」。その切り替えをスムーズにするために“脳にぼんやり時間を与えることが大事”なんだそう。スマホを触らず(ここが重要!)ぼーっとすること、お皿洗いや靴磨きのような単純作業をすることなどが脳の切り替えに重要と聞き、意識的に取り入れるようにしています。まだまだ、つい無意識でスマホに手が伸び、検索しちゃいますけど。

また、印象的だったのは、「食べ物にはオーガニックのものを選んだり、脂質を気にしたりするのに、情報に対してはあまりに無防備じゃないですか?」という言葉。SNSやネットニュースに溢れるゴシップや世界情勢についての情報。大事なこともありますが、意識的に遠ざけたり、“自分にとって大切”“ストレスにならないか”を選別することも脳には大事なのだと知りました。

自分に能力がない! と思わずに、一度デジタルデトックスやぼんやり時間を作ってみるのもいいかもしれません。心と体、脳も健康に日々を過ごしていきましょう〜!(KY)



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