「キャリアを重ねたグループに新メンバーが加わって原点回帰したようなフレッシュさもあり、面白い変化を遂げている最中です」(真山りか)
「私も復帰して生まれ変わった感覚。新メンバーと同じく新鮮な気持ちで活動を楽しんでいます」(安本彩花)
「この一年で初めてのことをたくさん経験して。最初は撮影でポーズをとるのも悩んでいたけど、今は楽しくやらせてもらっています」(風見和香)
「毎日がすっごい一瞬。レコーディングもライブに対する姿勢も周りの方に教えてもらいながら、自由にやらせてもらっています」(小久保柚乃)
今年でメジャーデビュー10周年を迎え、高いプロ意識と初々しさが混在する無敵感を纏った彼女たち。3年ぶり7枚目のアルバムは、その名も『私立恵比寿中学』。
「制作前に、今回は『私立恵比寿中学』がタイトルだと知った時は少し緊張しました。だけど出来上がって、セルフタイトルにふさわしい作品だと感じています」(真山)
ストリーミングで大ヒット中の新体制初の配信曲「イヤフォン・ライオット」を含む今作は、田村歩美さん(たむらぱん)や石原慎也さん(Saucy Dog)、キタニタツヤさん、大橋ちっぽけさんら豪華アーティストが楽曲提供。バラエティ豊かな楽曲をエネルギッシュに表現する。
「『宇宙は砂時計』は、どう表現しよう? って悩んで歌ったからこそ、大好きな曲になりました」(風見)
「『さよなら秘密基地』はストーリー性のある曲で、レコーディング前にイラストを描いてイメージを膨らませました」(小久保)
まだレコーディングに慣れない新メンバーを前に、先輩メンバーは?
「私たちも最初はお姉さんたちの真似をして大人っぽく歌おうとしてたけど『今しか出せない魅力だから、そのままでいいんだよ』って、今度は私たちが新メンバーに伝えています」(安本)
時にアイドルの枠を超えたソウルフルな歌でリスナーを魅了し、アーティストからの信頼も厚い。エビ中ならではの強みを今後も磨き続ける。
「エビ中はキラキラした明るさだけじゃなくて内に秘めた悩みやモヤモヤも共感しながら表現できる。これからも聴いてくれる人の心に寄り添いたいですね」(安本)
「今まで曲に真摯に向き合ってきた結果が今作に詰まっています。これからも一生懸命取り組んで『エビ中っていいね』と言ってもらえるグループでいたいです」(真山)
エビ中ポップの集大成! 7th Album『私立恵比寿中学』 【完全生産限定盤A(CD+BD)】¥11,000 【完全生産限定盤B(CD+BD)】¥9,000 【初回仕様通常盤(CD)】¥3,300(SME Records)
しりつえびすちゅうがく 2009年結成。2012年にメジャーデビューした「永遠に中学生」な9人組グループ。写真左から、真山りか、小久保柚乃、風見和香、安本彩花。4月16日から全国ツアーを開催。
※『anan』2022年3月30日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・上野三樹
(by anan編集部)