クイックツボ
症状を改善するために効果的で、自分でも押しやすいツボを厳選。イタ気持ちいい刺激を与えながら、10回ほどゆっくり押してみよう! 教えてくれたのは、鍼灸師の石垣英俊さんです。
※持病がある方は医師の指示に従ってください。また、症状が続く場合など、気になる時は専門家の診察をお受けください。
生理痛【地機(ちき)】
生理痛を改善し、全身にエネルギーが充満。
ここを押す!
膝の内側の下にある骨の凹みと、くるぶしの内側を結んだ線の上から3分の1の場所にある脛骨の際。両手で脛を掴み、親指の先をツボに当て脛の中心に向かって押す。
急な腹痛【梁丘(りょうきゅう)】
働きすぎて疲れた胃腸の痛みを即効軽減。
ここを押す!
膝のお皿の外上角から指3本分上がった筋肉の溝部分を親指の腹で押す。緊張からくる胃腸の痛みだけでなく、食べすぎ、飲みすぎで疲れたお腹を和らげてくれる。
下痢【下痢点(げりてん)】
まさにその名の通り。救世主のようなツボ。
ここを押す!
下痢の特効ツボ。手の甲の、薬指と中指の骨が交わる部分の少し指側のくぼみ。親指の先で強めに押し続けると便意が止まる。下痢の予防に、事前に揉んでおくのもいい。
寝つきが悪い【安眠(あんみん)】
心身の興奮を抑えるのが、深い入眠のカギ。
ここを押す!
眠気があるのに眠れない時に心身をリラックスさせるツボ。耳の後ろにある骨の出っ張りの下のくぼみから、指1本分下。仰向けの状態で親指を当て、頭の重みで刺激する。
石垣英俊さん 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。「神楽坂ホリスティック・クーラ」代表。東洋医学をベースに、痛みや不調と関わりの深い背骨に特化したヘルスケアを提唱。著書に『ココロとカラダの地図帳』(池田書店)など。
※『anan』2022年2月16日号より。イラスト・サヲリブラウン 斎藤ヨーコ 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)