12歳で韓国大手事務所に…トリリンガルシンガー・NOA「音楽の国境はそこまで高くない」

エンタメ
2021.07.29
日本語、英語、韓国語を操り、3か国語をミックスした曲作りを行うシンガーソングライターのNOAさん。’20年1月のデビュー以来、日本のみならず、韓国、タイやインドネシアなど、ファン層はグローバルに広がっている。

音楽の国境はそこまで高くないと思っている。

NOA

「海外の方にも僕の曲を聴いてもらいたいという想いから、日本語だけでなく、英語、ハングルも使って詞を書いているんです。もともと洋楽が好きなので、曲作りにはそういった普段から聴いている音楽の影響もあると思います」

デビュー以前、12歳の時に韓国に渡り、大手事務所で7年間、練習生をしていたという経歴を持つNOAさん。その時に得たことが、今の活動にもつながっている。

「作詞作曲は、韓国の事務所に入ってから本格的に始めました。周りにも曲を作っている練習生がいたので、共同制作みたいな感じで毎日やっていたんです。ファンの方とのコミュニケーションの仕方も、韓国でたくさん学びました。インスタライブで質問に答えるなどのフランクな交流は、自分がリスナーだった頃、アーティストさんにしてもらって嬉しかったことでもあるので、今は僕がそれをお返ししているような感覚です」

そんな彼が’20年6月にリリースした楽曲「TAXI feat. tofubeats」が、タイのバイラルチャートで1位を獲得。これを好機にタイのラッパー・Twopee Southsideさんをフィーチャーした「Too Young」を発表するなど、国境を軽やかに超えている印象だ。

「タイのバイラルチャートで1位を獲った時は、僕自身すごく驚きました。ただ、インターネットがある今は、世界にアクセスすることが、そこまでハードルの高いことではないのではと思っているんです。僕の知らないところで、ファンの方が僕の曲を拡散してくれていることもあります。それに言語が違っても、いい曲であれば聴いてもらえるし、歌詞が気になる人は、翻訳サイトで調べてくれたりもしているんです」

NOA

曲作りはもとより、ダンスの振り付け、動画編集も自身で行う。今後挑戦したいことを聞くと、

「ライブですね。デビューしてすぐにファンミーティングで数曲歌って、その後はコロナ禍だったので…。落ち着いたら、海外のみなさんにも会いに行きたいです」

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ノア 2000年3月13日生まれ、東京都出身。’20年、デジタルシングル「LIGHTS UP」でデビュー。「Too Young」も収録されている1st EP『Too Young』が、各種音楽配信サービスなどで配信中。公式YouTubeチャンネルでは、MV、オンラインライブなどが視聴できる。

※『anan』2021年8月4日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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