LINE好感度UPテク4選 同じスタンプを買ってミラーリング効果を狙う!

2021.4.17
今や、単なる連絡ツールとしてのみならず、会話の延長線として気軽なコミュニケーションに欠かせないメッセージアプリ。メッセージで距離を縮められれば、次に会った時には一気に親近感もアップ!? リアルな声を集め、テクニックを調査しました。

スタンプを使いながら深読みせずに楽しんで。

フェイスtoフェイスのやり取りが減っている中、今後距離を縮めたい相手とのメッセージのやり取りには、やはりスタンプが大きな役割を果たすよう。

「自分がされて嫌なことはしない、といった配慮は基本。そして忘れがちなのが、対面でもテキストでも、他人が自分と同じように考えるとは限らないということ。メッセージアプリだとお互いの表情が見えないので、表情の代わりと思ってスタンプを使い、感情を伝えましょう。初めましての人に対しても、スタンプは親近感を与えやすく、有効なツールです」(心理美容家・愛葉香さん)

文章ベースとはいえ、カジュアルな会話向きの手段だと認識しておくのも、メッセージアプリで柔軟にやり取りするコツ。

「既読や返信のペースが人それぞれで、勝手な推測によってヤキモキする人もいるかもしれないけれど、そもそもはチャットツール。件名や導入文なしに用件のみをやり取りできるメッセージアプリだからこそ、いちいち目くじらを立てたり、落ち込んだりせず、気軽に楽しみましょう」(心理カウンセラー・五百田達成さん)

アンケートからあぶり出す! 好感度メッセージテク。

anan読者に、実際に使っているテクニックをアンケートでリサーチ。専門家に分析していただきました。より良くするためのアドバイスも伝授!

「自分で書いた文面などを見直してみる、なんてことはなかなかないかもしれません。でも実は、普段使わないような難しい漢字を綴った堅苦しい文章だったり、チグハグな絵文字を連発していることも。新たに出会う人たちに違和感を与えないように、これを機にセルフチェックをしてみて」(五百田さん)

「メッセージのやり取りで最初に気をつけたいのが、相手との“温度差”。例えば恋愛感情を持つ相手だと、ドーパミン放出とともに想いが溢れてワーッと書き綴り、引かれてしまうことも。冷静さを保ち、想いを伝えすぎないことを心がけましょう」(愛葉さん)

連絡先を交換した後の連絡は、2回に分けて挨拶を。

最初はフルネーム挨拶&スタンプ、2回目はお礼。

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連絡先の交換を兼ねた挨拶はその場で。“まずは覚えてもらうために、フルネームを正しい表記で送る”という声多数。「別れ際の挨拶が多いので、長々書くより会社名や肩書と名前&スタンプが◎」(愛葉さん)。「アイコンや表示名が昔に設定したままのことも。仕事でも使う場合は、社会人として恥ずかしくないよう確認を」(五百田さん)。2回目のメッセージは“考える時間をとりつつ、当日中に送る”という理由にも納得。「まだ熱が冷めないその日のうちに、お礼メッセージを送るのはいいですね」(愛葉さん)

気軽なメッセージこそ「初めは敬語」が無難。

たとえ親近感があっても最初は敬語で一定距離を。

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コミュニケーション力が高い人たちは、フランクな口調への切り替えも早いけれど、メッセージでは…? 「出会ったばかりは敬語が無難。テキストと敬語は元々なじみやすいため、読んで頭に入りやすいという相性の良さもあり、好感度が高くなります」(五百田さん)。「同い年など親近感が湧く相手でも、最初は一定距離を保つべき。ただ、敬語にもいろいろあるので、仲良くなれそうなら『宜しくお願い申し上げます』よりも『よろしくお願いします~』など、徐々に砕けた敬語にしていくのもいいかも」(愛葉さん)

ひとつのメッセージに、話題はひとつだけにする。

話題をひとつずつ送れば、リプライ機能で返事しやすい。

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ひとつの話題ごとに送信すると、返信がしやすい。「質問や話題をいっぺんに書くと、同時に複数の人の目に留まった時に、それぞれの答えがバラバラに返ってくることに。それが原因でのすれ違いや、コメントを拾い忘れてしまう失敗にも注意」(愛葉さん)。「ひとつの文章に、ひとつの内容=“ワンセンテンス・ワンメッセージ”は、文章を書く上で基本のルール。LINEならリプライしやすいようにひとつずつ話題をふれば、相手は答えにくい質問をスルーできるので、プレッシャーを与えにくい」(五百田さん)

必殺スタンプ褒め&「買っちゃいました!」。

同じスタンプでミラーリング効果&共感狙い。

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“盛り上がるし、その後も同じスタンプを送ってお互いにコミュニケーションをとりやすくなる”というこのテク。「いいですね! 自分と同じスタンプを使ってくれて悪い気分になる人はいないし、“仲良くなっている感”があります」(五百田さん)。「これは同調効果という意味の“ミラーリング効果”です。相手をマネることで、好意を持っているのが伝わります。注意点は毎回はしないこと。『あの子って私のマネしてくるんだよね』と思われてしまうと逆効果。本当に欲しいと思ったら買う、でOK」(愛葉さん)

愛葉 香さん 日本心理学会認定心理士、心理美容家として活動。国際線の元CAの経験を生かして、企業イベントや結婚披露宴などの司会として活躍している。

五百田(いおた)達成さん 作家、心理カウンセラー。セミナー、講演、執筆など多岐にわたり活動中。著書に『超雑談力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

超雑談力

※『anan』2021年4月21日号より。イラスト・いいあい 取材、文・若山あや

(by anan編集部)