Q.どんな顔立ちの人に色気を感じますか?
バランスのいい顔立ち…44%、目鼻立ちがくっきり…26%、あっさり塩顔…24%、可愛い系…6%
Q.どんな髪色の人に色気を感じますか?
黒髪…76%、茶髪…19%、金髪…4%、その他…1%
Q.どんな体つきの人に色気を感じますか?
ほどよく筋肉がついたしなやかな体…69%、線が細い、スリムな体…16%、筋肉質でがっしりした体…15%
Q.どんなファッションの人に色気を感じますか?
ベーシックファッション…38%、着こなされたスーツ姿…29%、鎖骨や腕が見えるファッション…16%、トレンドを押さえたファッション…9%、センスを感じるモード系…8%
刺激を求めず、色気もナチュラル志向に。
顔立ち、体つき、ファッションなど見た目の面では、自然体の色気を支持する人が目立つ。野性味といった“いかにも”な色気は今どきではないようだ。
「それも時代が影響していると思います。昨今は、カウンセリングをしていてもお疲れ気味の人が増えている印象です。そういう状況で刺激的な男性を見ても、気持ちが追いついていかないのでしょう。安心感にもつながるナチュラルな見た目に色気を感じるのは納得です」
色気と年齢は関係があると思いますか?
関係ない…59%、関係ある…41%
Q. 「関係ない」と答えた方、なぜそう思いますか?
- 年齢に関係なく、その人の生きざまや人生経験が雰囲気に表れることで、色気になっていくと思うから。(33歳・ライター)
- 若くても落ち着いていたり、陰を感じる人には色気があるから。(31歳・PR)
- たとえ年齢が高くても自分にしか興味がない人は考えや発言が冷たく、人生観に奥行きがないと感じてしまう。そんな人からはあまり色気を感じない。(36歳・CA)
- 色気は内側から滲み出るものだと思うので、実年齢とは比例しないような気がするから。(25歳・アパレル)
Q. 「関係ある」と答えた方、何歳ぐらいの年齢の人が最も色気を放つと思いますか?
1位…30代後半、2位…40代前半、3位…20代後半
色気と年齢は、切り離されて考えられる傾向に。
色気と年齢は「関係ない」と答えた人が半数以上。
「色気は、その人の経験によって表れると思われるので、たとえば幼少期から何かを乗り越えてきた場合は、若くても色気が出ることはあります。ただ、経験値は年齢を経るほど増えていくもの。人は誰かに何かを教えると成長するものですが、統計学的に言うと、それは社会に出て、指導する立場になる30代半ば頃。アンケートの回答もそれを反映しているのでしょう」
Q.男性の色気は、自分自身で育てることができると思いますか?
できる…56%、できない…44%
Q.「できる」と答えた方、色気を育てるものは、なんだと思いますか。
センス…26%、恋愛経験…23%、知性…17%、挫折…12%、努力…12%、その他…10%
経験とそこから何かを得たり表現したりするセンスが色気につながる。
色気は自分で育てられるという人が過半数で、色気を育てるのは「センス」や「恋愛経験」。
「心を育てるのは経験です。とくに挫折などマイナスな経験をどのように受け止めたのか。弱い立場の人の気持ちに寄り添えるなど共感の幅が広がれば、心の余裕につながるし、ひいては色気も育ちます。とくに恋愛は、密な人間関係の中で、思考の引き出しが増える経験。その表現の仕方や振る舞いという意味で、センスが大切なのでは」
Q.“色気のある男性”のイメージは、昔と比べて変化してきていると思いますか。
はい…60%、いいえ…40%
Q.「はい」と答えた方、どう変化していると思いますか。
- 以前はもっとギラギラしていた気がするが、近頃はナチュラルな色気に変わった気がする。(34歳・デザイナー)
- “フェロモン=色気”とはいえなくなり、性格などの内面や清潔感など、爽やかな感じも色気というようになっている気がする。(33歳・エンジニア)
- 若くても色気を持っている人が多くなった。(34歳・契約社員)
- セクシーさが常に溢れ出ているのではなく、ふとした時に感じるものに変化している。(28歳・派遣)
- 新しい色気として、可愛い系のタイプも出てきたように思う。(25歳・美容師)
- 筋肉があって鍛えた体を良しとしてきたステレオタイプ的な価値観が変化してきたことで、色気に関しても自分の良さを伸ばす男性が増えていると思う。(26歳・公務員)
Q.こんな時に色気を感じた! というあなたのリアルなエピソードがあれば教えてください。
- ドライブ中、車が急ブレーキをかけ、運転席の男性に体を支えられた時。(33歳・自営業)
- 飲み会の時にガッつくことなく静かに、でもニコニコ楽しそうにしている人。隣の席になった時に仲良くなろうと頑張って話題を振ったら、たくさん話してくれた。(32歳・金融)
- 所作や言葉遣いがきれいなだけではなく、声(とくに歌声)がやわらかく、そんなところにものすごく色気を感じた!(25歳・事務職)
- 普段仕事をバリバリしている人が飲み会でうとうとしていて、声をかけた時に「ん?」と甘い声を漏らしてドキドキした。(27歳・PR)
山名裕子さん 公認心理師。2013 年、臨床心理士の資格を取得。「やまなmental care office」でカウンセリングを行う。著書に『幸せを引き寄せる「口ぐせ」の魔法』(ダイヤモンド社)など。
※このアンケートは、20~30代(未婚・既婚問わず)の働く女性100人と、anan総研メンバー41人を対象に行いました。
※『anan』2021年3月31日号より。イラスト・山中玲奈 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)