“筋膜リリース”が人気! 初心者~上級者のオススメアイテムは?

2020.10.25
新しい生活様式が定着し、自分メンテに時間をかける女性が増加中。なかでも“筋膜リリース”は、グッズを使うことで簡単にでき、感度の高い女性を筆頭に大人気。

美ボディな人が実践中。話題の筋膜リリース。

最近、“誰かのため”ではなく、“自分のカラダを好きになるため”に家トレに励む人が増加中。なかでも注目は、インスタグラムに25万近い投稿がある筋膜リリース。そこで今回、ネットでも購入可能な関連グッズをタイプ別に厳選しました。

WHAT’S 筋膜リリース?

どんなことをするの?

癒着した筋膜に、適度な刺激と一定の圧を加えてほぐします。
筋肉を膜のように覆い、全身に張り巡らされている筋膜。「同じ格好でいたり、運動不足で筋肉を動かさないでいると、筋肉だけでなく筋膜も硬くなります。すると筋膜同士が癒着して、さらに筋肉が動かしにくくなる、という悪循環に。グッズを使い、適度な刺激と一定の圧を加えて筋膜をゆるめてあげれば、筋肉が動きやすくなるんです」(美筋ヨガインストラクター・廣田なおさん)

目標と効果。

運動している人、運動不足の人。どちらにも最善の効果が出ます。
ランニングや筋トレの前に筋膜リリースを行うと、運動の効果がアップ。「でも運動不足の人こそやってほしいんです。使っていない筋肉は筋膜が癒着し、よく使う筋肉ばかりが使いすぎな状態。筋膜をゆるめれば、血流やリンパの流れも良くなって、むくみや冷え、肩こりなども解消されます。ただ、やりすぎは筋膜を傷めることもあるので要注意です」

いま人気のワケ。

カラダが整うだけでなく、心まで整う効果もあるんです。
最大の特徴は、運動能力に関係なく誰でもチャレンジできること。「おうち時間が長いと運動不足になりがち。いつも以上に筋膜は癒着しやすいので、自分なりのペースでできる筋膜リリースはオススメです。癒着を取れば呼吸も深く入ってリラックスできるので、気持ちまで明るくなります。トレーニングというより、心身のメンテナンスといえますね」

筋膜リリースのルール

・やりすぎに注意! 初心者は30秒~長くても2分まで。

・基本的にはあまり広い範囲を転がさず、アイテムを当てるポイントから2~3cm幅で細かく動かす。

・アイテムの硬さを選べる場合は、初心者は刺激控えめなソフトタイプがおすすめ。

筋膜リリースでオススメの道具

training

一番メジャーなフォームローラータイプ。
人の手のような凹凸のある表面構造が、筋肉・筋膜に心地よくアプローチ。背中や腕、脚など、気になる部位に押し当て、転がすように動かしながら、筋肉を伸ばしたりゆるめたりして刺激する。ボディローラー φ13.5×W34cm¥3,600(シックスパッド/MTG オンラインショップ TEL:0120・467・222)

太もも、お腹など、面の広いところに。スティックタイプ。
ローラー部分は、筋肉をほぐし代謝機能をサポートする、特殊な結晶体構造。溝のついた持ち手部分は、首や肩などピンポイントな部位を刺激する際に使える。硬いバージョンもある。グリッド フォームローラー(R) STK φ5×W53cm¥5,000(トリガーポイント/ミュラージャパン TEL:045・651・7800)

よりピンポイントに、自重でアプローチ。ピーナッツタイプ。
脊柱起立筋、お尻、肩甲骨まわりなどを適切に刺激できるようボールの間隔をデザイン。表面の渦巻き(スパイラル)形状がポイントで、適度な硬さで、深層部の筋膜をほぐす。ストレッチボールズスパイラル(右・ハード、左・ソフト)W16×H8.2cm 各¥3,390(インフィ/ジュート TEL:03・5429・6717)

自重よりやさしく、自分に合った加減で。ボールタイプ。
トゲが、気になる部位により奥深くまで、ピンポイントにアプローチ。トゲの先端は丸く、刺激は強すぎないけど、硬い方が圧をかけられる。好みで選んで。Beastie Ball(右・ハードフォーム、左・ソフトフォーム)φ7.5cm 各¥3,500(ランブルローラー/セルフボディ・ケアジャパン selfbodycare.jp

ポイントに当てるだけのお助けアイテム。ハンディガンタイプ。
治療家やプロアスリートにも支持される本格派。振動は3段階(毎分約1800~3180回)に調整でき、5種類のアタッチメントを使い分けて、ケアしたい部位、痛み、目的に応じてカスタマイズ! HYPERVOLT W17×D6×H25cm¥55,500(ハイパーアイス/モントルー TEL:06・6131・4780)

廣田なおさん 美筋ヨガインストラクター。SNS総フォロワー数は30万人超え。DVD『“ほぐして痩せる”全身筋膜リリース』(REFINE)が発売中。

※『anan』2020年10月28日号より。写真・中島慶子 文・板倉ミキコ

(by anan編集部)