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岡崎体育、新ガールズグループ“NiziU”に注目 音楽業界の変化を期待

2020.9.27
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「NiziU」です。
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韓国大手芸能事務所のJYPエンターテインメントとソニーミュージックが共同で企画したオーディション番組から生まれた、9人組グローバル・ガールズグループ“NiziU”が話題です。僕もたまたまテレビで見て、面白い企画だなと興味を持ちました。これまでも、オーディションなどでメンバー選出、そこからのメンバーたちの下積みを見せるアイドルグループとその成長を追ったドキュメンタリータッチの番組はありましたが、それを日韓の共同で、しかも韓国のプロデュース方式を使って世界水準のアイドルを目指すというのが新しくていいなと思いました。これは、単に新しいスタイルのアイドルが誕生したというのではなく、日本の音楽業界のあり方、動き方にも大きな変化を与えるきっかけになるのではないでしょうか。

日本でヒットする音楽って世界から見たらちょっと独特で、独自のルールがあって、ガラパゴス化しているなどとよく言われます。サビがないと売れないとか、日本語の歌詞じゃないと売れないとか。日本では、こうじゃないと売れないというルールがどうしてもあるのが現状です。僕自身は、それを面白いと感じているタイプで、自分の発信したい音楽を日本的なスタイルの中でどうすればみんなに受け入れてもらえるかをいつも考えています。

でも、僕は10代のころから洋楽が好きで聴いているので、w-inds.の橘慶太さんのようなグローバルな音楽トレンドを意識的に取り入れている先鋭的なサウンドメイクもいいなと思うし、それがもっと認められる日本の音楽シーンであってほしいとも思います。日本が作り出す音楽が世界に出ても引けをとらないくらい、何ならめちゃくちゃヒットするくらいに追いついたら、それはそれで最高です。つまり、日本的な独自の発展も、世界のマーケットを視野に入れた活動もどっちも面白いと思うし、大事だと思う。これはどっちとも言い切れない複雑なところです。

その一方で僕が作った『ポケモン』の主題歌が世界中のテレビやネットで流れることで評価されることもある。ある日突然、ブラジルの若者から「ナイスミュージック!」とコメントが届いて驚かされることもある。海外の標準やマーケットにこちらが合わせなくても評価してもらえることだってあるんです。だからこそ今後、NiziUが日本で、世界で、どんな旋風を巻き起こすのか、いまから楽しみです。

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※『anan』2020年9月30日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)