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おりものの変化に注意! 知っておきたい“性感染症”の基礎知識

2020.8.13
セックス経験者であれば、誰でも感染の可能性がある性感染症。“私は大丈夫”と思っていても、実はみんな隣り合わせ。正しい知識を身に付けてしっかり予防を。産婦人科専門医の重見大介先生が教えてくれました。

コンドームを使って、しっかりガードしましょう。

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性感染症とは、セックス、そしてそれに付随するキスやオーラルセックスによって、お互いにうつしてしまう病気のこと。

「原因は、血液や女性の腟の中、男性の粘膜や分泌液の中などにいる、ウイルスや細菌などの微生物。性器の挿入によって、ウイルスや細菌が女性の体内に入ってきてしまうこともありますし、クラミジアなどは、オーラルセックスによって喉から感染することもあります。また、性器ヘルペスは皮膚の表面に水疱などができる病気なのですが、それを触ってしまうことでうつります。性感染症を治療せずにそのままにしておくと、将来の不妊の原因になったり、もっと大きな病気を引き起こす可能性もあるので、予防はしっかりしてほしいところです」

一番身近な予防法は、コンドーム。「正しく使えば感染率はぐっと下がります。できればオーラルセックスのときも、コンドームを使って」と重見先生。「海外では、コンドームは避妊のためというより、性感染症予防のアイテムと認識されています。とはいえ、自分や恋人が気をつけていても、かつての元カレや、あなたのいまの彼の元カノやその人の元カレ…などが、誰とどんなセックスをしていたかはわかりません。カップルのどちらかが感染した場合、相手もほぼ感染している可能性が高いので、二人一緒に治療をするのが鉄則。とはいえ特に女性の場合、自覚症状がない病気が多く、かかっても気がつかない人が多い。少しでもおかしいなと思ったら、恥ずかしがらずに病院で相談してください」

こんな症状が出たら、検査しましょう!

□おりものの量が増えた
□おりものが黄色かったり黄緑だったり…
□外陰部に水疱やしこり、ただれがある
□下腹部痛

最も顕著に変化が出るのが、“おりもの”。さらに皮膚表面にも変化が起きる病気も。小さな違和感でも、病院に行きましょう。

性感染症

SEX+キスとオーラルでうつる

クラミジア

年間で3万人近くの感染者がいる、最も多い性感染症。女性側はあまり自覚症状がないけれど、放っておくと卵管を通じてお腹の中に感染が広がり、不妊や子宮外妊娠のリスクが。治療は抗生剤の投与。

ヘルペス

この10年で増加、全国で1万人弱くらいの感染者。性器が痛んだり、外陰部に水疱ができたりする。完治はせず、再発するたびに抗ウイルス剤で治療を。出産時に発症すると赤ちゃんに感染する恐れも。

淋病

淋菌が子宮頸管や尿道の粘膜につくことで感染。女性には自覚症状が出にくいが、クラミジアと同時感染がよく起こる。抗生剤で治療する。ちなみに男性側は、激痛があるとか…。

SEX+オーラルでうつる

HPV

ヒトパピローマウイルスの略。一度でもSEXしたことがある人の5~8割が持っているウイルスで、その中に子宮頸がんを起こすタイプがある。ワクチンを接種することで、上記タイプの感染を防げる。

予防策・コンドームにまつわる話

性感染症予防を意識したコンドームがあります!

HIVとHSV(ヘルペス)に対し、抗ウイルス作用が確認された(ただし臨床における抗ウイルス作用は確認されていません)活性物質配合の“ビバジェル”を、潤滑剤に配合したコンドーム。性感染症予防のために、役立ちそう!

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プレミアム ゼロゼロスリー(R)+ビバジェル 10個入り¥2,000(オカモト TEL:03・3817・4231)

正しい装着法を教えてくれるアニメーションを配信中。

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コンドームメーカーとして知られるオカモトが制作した「コンドームバトラー ゴロー」。愛、勇気、正義をテーマにしたコンドームバトルアニメでは、正しい装着法や使い方を伝授してくれる。オカモトラバーズ研究所 https://lovers-labo.jp/project-10

しげみ・だいすけ 産婦人科専門医。東大大学院博士課程で研究をしながら、臨床も。スマホで医師や助産師に相談できる「産婦人科オンライン」を運営中。

産婦人科オンライン スマホから産婦人科医や助産師に直接相談ができるサービス。LINEや電話なら、10分間の相談(予約制)や24時間受け付けのメッセージ相談が可能。8月末までは、誰でも無料で利用できます。https://obstetrics.jp

※『anan』2020年8月12日-19日合併号より。イラスト・別府麻衣 取材、文・河野友紀

(by anan編集部)