腸もみで、お腹を優しくケアしよう。
腸もみは生活習慣で硬くなった腸を外側からもんで、本来のやわらかさと働きに近づける簡単かつ効果的なケア法。
「外側からお腹をなでるだけで、腸のぜん動運動を促せることが医学的に証明されています。さらにもう少し深く押しもむことで血液循環が改善。腸が温まり、やわらかくなって動きが活発に。その結果、たまった便やガスを排出しやすくなります」(腸セラピスト・真野わかさん)
腸が温まると免疫力や代謝もアップし、病気になりにくい&やせやすい体質に。また、腸の状態と関わりがある自律神経のバランスも整い、精神面も安定してくるそう。
「腸は、心身のリラックスを司る副交感神経が優位なときに活動的になる臓器です。なので、腸もみで強い痛みを感じるほどの刺激は禁物。心地よさを感じる力加減で行うと効果が期待できますよ」
緊張を解いてつかめる腸へ!
1日1回、朝か夜、できるタイミングでOK。
お腹呼吸
横隔膜の上下運動が腸もみ前の準備体操。
椅子に浅く腰掛け、腹筋に力が入りにくい姿勢に。リラックスしてお腹に両手を重ねる。息を吸い込みお腹をふくらませ、吐きながらお腹をへこませる。吐く息は吸う息の2倍の長さで行い、横隔膜の動きを意識する。
お椀マッサージ
小腸全体をぐるりと刺激してほぐす。
椅子に浅めに座る。両手を重ね、少し丸めておへそを覆うように当てる。手の位置を変えずに自然な呼吸で時計回りにゆっくり円を描くように回し、お腹に刺激を与える。イタ気持ちいい程度の強さで行う。
真野わかさん ショートトップス¥8,000 デニムカルゼレギンス¥9,500(共にジュリエ ヨガ アンド リラックス TEL:03・6690・2925)
※『anan』2020年7月22日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・横田美憧 取材、文・熊坂麻美
(by anan編集部)