出会いの場も親密デートもオンラインが主戦場に。
ステイホーム期間を経て生活様式が変わる中、恋愛意識にも変化が。「ペアーズ」PRの小野澤翔さんは「一人時間が増えた孤独感から、人との繋がりを求める傾向が見られます」と語る。外出控えの状況もあり、必然的にオンライン恋愛が中心に。
「リモート合コンの業者も激増し、アプリやサイトなどを比較して選べるように。今や“リモートなくして出会いなし”ともいえます」(日本合コン協会会長・田中絵音さん)
移動時間が省ける、当日の誘いもOKなどオンラインならではの手軽さから“今後合コンはリモートだけでいい”と断言する人もいるという。
「とはいえ、交際に至るには実際に会うことが必須。リモート合コンで出会い、オンラインデートで仲を深める…と段階的に距離を縮め、最終的には対面を目指して」(田中さん)
リモート恋愛を叶えるテクニック8か条
1:血色よく見せるメイクを心がけて。
「イメージコンサルタントの安積陽子さんによると、画面越しだと顔色がくすんで見えるそう。チークやリップで血色感を加えましょう」(小野澤さん)。ただし、家の中での濃いメイクは不自然なのでソフトな色を選ぶこと。
2:カメラ位置は顔と平行をキープ。
机の上にパソコンやスマホを置いた状態で会話をすると、カメラ位置が低くなるため相手を見下ろすような目線に見えてしまいNG。「台やスタンドを使いカメラと顔を平行にするだけで好印象になるそうです」(小野澤さん)
3:相手の仕草を真似てみる。
「同じ行動をするミラーリングは、好意を持ってもらうのに有効とのこと。画面に身を乗り出す、顔に触れるなど、さりげなく相手の仕草を真似してみて」(小野澤さん)。腕を組む行為はネガティブな印象になるので注意。
4:目的別にアプリを使い分け。
リモート用アプリは、特性を踏まえて目的別にチョイスを。「大人数でも画質が落ちにくいZoomは合コン向き。より相手を近くに感じたいデートはプライベート感が強いLINEのビデオ通話がオススメです」(田中さん)
5:バーチャル背景やフィルターでアイスブレイク!
会話のきっかけやネタに困った時は、背景やフィルターで遊んでみるのも手。「アプリ内にある既存の背景よりも、旅行の時の写真やペットなど、自分のパーソナリティがわかる画像を使用するとさらに◎」(田中さん)
6:合コンでは明るさ、デートではムードを意識。
見逃しがちな照明にも恋を勝ち取るポイントが。「複数の画面が並ぶ出会いのシーンでは、目をひくように明るめの照明が正解。二人で語り合うオンラインデート時は、間接照明などで雰囲気を盛り上げて」(田中さん)
7:服は程よい抜け感でアイキャッチ。
「上半身しか見えないので、情報量が少ない中でいかに楽しませるかが服選びの鍵。デコルテをのぞかせるテクは効果的ですが、かがんでも胸元が見えないようにボートネックなど横開きのものを選びましょう」(田中さん)
8:無音で相槌、ワイプ芸人になるべし。
「合コン中は話を聞いているのか不安になるので、大きめのリアクションが喜ばれます。とはいえ、声を出すと音声がバッティングするので×。テレビのワイプ感覚で、大きく頷く&手を動かすくらいがベター」(田中さん)
エウレカ・小野澤 翔さん 会員数1000万人を超える国内最大級のマッチングアプリ「ペアーズ」の広報を担当。日々の業務を通じて、ペアーズ会員から現代の恋愛事情や傾向をヒアリングすることも。
田中絵音さん 日本合コン協会会長。国内外の合コンイベントや商品のプロデュースを行うほか、恋愛専門家としてメディアでも活躍。『結婚につながる恋のはじめかた』(扶桑社)など著書多数。
※『anan』2020年7月8日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・真島絵麻里
(by anan編集部)