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ゲイの精神科医・Tomy「SNSでアピールしている人は、ほぼリア充じゃないわ」

2020.6.9
悩める女性たちからのリアルなSOSに、ゲイの精神科医・Tomyさんがお答えします! オネエ口調でズバッと切り込み、解決へ導いてくれる言葉の数々には、自分らしく生きるヒントがいっぱい。

他人で穴埋めしない。そして執着を手放す。

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生きていると悩みや不安は尽きない。“自分はダメ人間”と、存在を否定したくなることも。

「なーに言ってるの、本当にダメな人は自覚も反省もないわ。自覚してる時点でもう、アナタが思うより、アナタはずっと素敵よ」と、精神科医のTomyさん。悩みを吹き飛ばすつぶやきが評判のツイッターは17万フォロワー超。一人一人の心に寄り添い勇気を与えている、新時代の聖母的存在!

「自己肯定感を高めるには、自分の足りない部分を他人で埋めないこと。自ら試行錯誤するのはいい。でも他人の存在で穴埋めしちゃ絶対ダメ。自分の本心とガチで向き合うのよ。そして、生きるって、いろんなことを処理しながらバランスとってやっとできること。たとえ努力が実らなくても、精一杯やるだけでスゴイの。執着心が不安や不満を生むわ。時には手放すことも必要なの。なるようになると思うだけで、少しラクになるわよ。今を大切に、自分に素直に生きることから始めてみて。これは誰にでもできることよ」

メンタル強化のカンフル剤。精神科医Tomyのお悩み相談室

HELP1

家庭環境を考慮してもらい、地方から東京へ転勤。そのことで、仕事内容は大好きなことから離れてしまうことに。でも、半年経った今も、地方でやっていた仕事をもう一度やりたい気持ちが増すばかり。自分がなぜここにいるのか、モヤモヤが消えず悩んでいます。(31歳・会社員)

【ANSWER】半年で決めつけるのはあまりに時期尚早。石の上にも三年よ。
「やりたいことを仕事にできるって、実はとても珍しいことなの。まずは目の前にある仕事をしっかりやらないと、本当にやりたいことって見えてこないものよ。それにその試練は、今の自分に必要なご縁やタイミングで巡ってきたものかもしれないし、学べることは必ずあるから、ある程度向き合ってみてもいいと思うの。石の上にも三年ってよく言うように、もうちょっと粘って吸収し尽くしてみては。やりたい、やりたくないは抜きにして、新しいことにチャレンジしているんだとモチベーションを上げながら楽しんでみるの。それができないなら、転職するくらい思い切ったことをやってみてもいいけれど、時には成り行きを眺めたり、流れに任せるってことも必要よ」

HELP2

同じような仕事内容なのに、SNSで過度にアピールする同僚がウザいと思ってしまいます。みんなで頑張った成果物も一人でやったかのような横取りアピール。会社の人からは見破られていますが、フォロワーから称えられている状況が心地よくありません。(25歳・会社員)

【ANSWER】一呼吸置いて俯瞰してみて。大人の対応を。
「会社の人が分かっているなら、気にしなくていいんじゃないの。SNSにアップすることで、彼女の評価が上がっているわけじゃないんだし。フォロワーは、表面的なところだけを見て軽い気持ちで“いいね”するものよ。手っ取り早い解決策は、彼女のSNSをチェックするのをやめることだけど、でも見ちゃうんでしょ、困った子ね~(笑)。それなら発想の転換しましょ。本当に日常が充実している人は、わざわざ自慢しないわよ。SNSでアピールしている人は、ほぼリア充じゃないわ。承認欲求が強いだけ。だから一呼吸置いて“認められたいのね、よしよし”と俯瞰して受け止めてあげるの。そうすると、逆に可愛く思えてきちゃったりするわ、アテクシの場合(笑)」

HELP3

新しい部署のあるプロジェクトで、先輩と私が案を出し合ったのですが、先輩の企画が採用に。いいものに決まればそれでいいのは頭では分かっているのですが、自分の案が採用されなかったことに心は嫉妬や焦りでいっぱいです。(31歳・会社員)

【ANSWER】嫉妬や焦りのエネルギーを学びに転換して!
「先輩のほうが、経験豊富なんだから、いい仕事するのは当たり前じゃないかしら。向上心が強いのはイイこと。でもすぐに結果を求めちゃダメよ。こういう経験をたくさん積んで、人は成長していくの。もし自分の案が採用されなかったことを失敗だと思っているなら、失敗は次の成功へのヒントになるから、良い勉強のチャンスだと心得て。先輩の案が採用された理由を周りの人に聞いてみたり、先輩本人にコツを教えてもらったり、とことん追求してみるの。自分がうまくいかなかったことを材料にして学ぶのって、効率いいと思わない? 嫉妬や焦りにエネルギーを使っているなんてもったいないわよ。先輩に食らいついて、悔しさをぶつけてみたらいい関係になれるかも」

HELP4

今の勤め先はかなりラクで給料もそこそこいいです。ただ、やりがいがなく毎日会社の文句しか出ません。このまま我慢して働くことがいいのか、給料が下がってでもやりがいを求めるべきかで、日々悶々と悩んでます。(29歳・会社員)

【ANSWER】やりがいは、いろんな方法で見つけられるわ。
「隣の芝生は、青く見えるもの。やりがいを求めて転職したとしても、今度は給料が低いことや会社への不満が出てくるんじゃないかしら。我慢はどこへ行っても必ず生じるものだから、時には割り切ることも必要よ。かなりラクで給料もそこそこいいなら、最高じゃないの~。やりがいは、仕事だけでなく、いろんなことで見出せるものよ。物足りないと思ったら何か始めてみれば? 自由に使える時間があるなら、趣味に没頭してもいいし、副業してみてもいいし、そっちで達成感を得ればいいじゃない。お金とやりがいってよく比べられるけれど、お金がないと、やりたいことも始められないものよ。今の勤め先で生活基盤を守りつつ、やりがいのあることを探してみて」

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Tomy 精神科医。Twitter「ゲイの精神科医Tomyのつ・ぶ・や・き」が話題を呼び、半年ほどで13万フォロワー突破。それを書籍化した『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)が発売中。

※『anan』2020年6月10日号より。イラスト・カツヤマケイコ 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)