手のひらで転がされるのは苦手(笑)
「INVISIBLE LOVE」を初めて聴いた時は、僕たちもこんな大人っぽい曲をリード曲としてやれるようになったんだなという感動が一番大きかったです。歌う時に一番意識したのは、ストーリーを伝えること。この曲は歌詞にしてもMVにしても、一曲を通してかなりしっかりとした物語があるんです。主人公は、最初はまだ余裕があったのに、手が届かない大人の女性に恋い焦がれるあまり、どんどん壊れていってしまう。だから、きれいに歌いすぎるのはつまらないなと思ったし、自分の低音の声を生かして大人っぽさや力強さ、そして主人公がどんどん狂気じみていくラストの爆発力のようなものを表現できたらいいなと思いました。
僕自身は、この曲で描かれているような恋愛は得意じゃないです。手のひらで転がされたりするのも苦手(笑)。だから歌っている時も、悲しい! 苦しい! という感情がちゃんと表れているんじゃないでしょうか(笑)。やっぱり、好きな人には誠実であってほしいと思います。好きだったら、素直にシンプルに愛し合えばいいじゃんと思うタイプなので。もちろん、そういう駆け引きにキュンキュンするという気持ちもわかるし、僕もその感覚を持ち合わせていないわけではないんですけど、そういうのが長く続くと、ちょっとつらいかなと思います。
年上の女性をデートに誘うなら、普通に水族館とかがいいですね。いつもしっかりしている人こそ、そういうほのぼのとしたシチュエーションを求めているのかなとも思うし、僕もそこでふわ~っとなっている女性の姿を見てみたい。それで、「今日はなんか、いつもと雰囲気違いますね」とか言ってみたいです(笑)。
Q 新曲「INVISIBLE LOVE」で特に好きなところは?
A 「赤く染めろよ 血の色より濃い赤に Your love」。こんな言葉、思いつかない。さすが、小竹正人さんだなと。
Q この曲からイメージするのはどんな女性?
A 年上で黒い服を着ていそうな人(笑)。
Q 年上の女性と恋愛するとしたら、どんな人に惹かれる?
A 誠実な人。
Q その女性をデートに誘うなら?
A 水族館。
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Q メンバーで一番、年上の女性に好かれそうなのは?
A 龍か慎。龍は見た目ちょっと怖そうですけど、中身はただの赤ちゃんなので、母性本能をくすぐりそう。慎もさらっとしているように見えて、二人になると僕にもデレてくるので、年上女性からしたら可愛いと思います。
Q 好きなラブソングは?
A EXILEさんの「運命のヒト」。学生時代、好きだった人にフラれた時、まっすぐな歌詞が心に刺さりました。
Q 恋愛についての作品で好きなものは?
A 小説『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。RIKUさんも同じことを言っていた…? それ、僕が貸したんです(笑)。変わらない愛に大号泣しました!
かわむら・かずま 1997年1月7日生まれ、大阪府出身。ボーカル。初のフォトエッセイ『SINCERE』(幻冬舎)が6月23日発売予定。
ザ・ランペイジ・フロム・エグザイル・トライブ 3人のボーカルと13人のパフォーマーで構成されるダンス&ボーカルグループ。今年4月に発売された新シングル『INVISIBLE LOVE』では、初めてバラードをリード曲に据えた。MVでメンバーたちが見せる大人っぽい表情や演技も話題に。
『anan』2020年5月20日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・中瀬拓外 ヘア&メイク・谷川一志 上野綾子 大矢佑奈 あき(以上KIND) 取材、文・菅野綾子 保手濱奈美
(by anan編集部)