痩せメンタルを鍛え、低糖質&高タンパクを心がけよ。
「究極のラク痩せの存在を信じている人は、一生そのまま。デブは甘えの化身。幻想を捨てなければ、見える景色も見えてこない。だから脳に汗をかけ。氾濫する情報を頭で取捨選択し、整理することが、肥満からの脱却の糸口」
テキ村さんはかなりの毒舌で、痛いところをガンガン突いてくる。しかし読み進めるうちに、痩せメンタルが鍛えられ、いつのまにか自分の半径1m以内からおやつや菓子パンが消える怪奇現象が起こる。もちろん精神面だけでなく、そこには確固たるテキ村式メソッドが。その中心が、正しい食事法とプロテイン補給。
「食べなければ体重は落ちるが、同時に筋肉も落ちる。すると見た目は細くなっても体脂肪率が減らない、代謝が落ちてリバウンドする、と負のスパイラルに陥る。だから筋肉量を維持する食生活が大事。糖質を抑えて、不足しがちなタンパク質を摂る。それを救世主的に補ってくれるプロテインこそ、全人類が飲むべき健康食である」
プロテインの生活習慣・3か条
炭水化物を減らす。
主食となる米、パン、麺などの炭水化物は、糖質の塊。満腹感を与えてくれるが、食べすぎるとみるみるうちに脂肪に変わる。「そう言うと、世の乙女たちは食べなければいいと炭水化物抜きに走るが、それは人間に必要な最低限のエネルギーを補充できなくなるので逆効果。筋肉の維持にも必要だから、1日100g程度の炭水化物は摂るべき。白米なら軽く盛ったお茶椀2杯分程度。玄米や雑穀米なら糖質量は減るので少し多く食べられる。あとはヘルシーな豆腐などでかさ増しして。俺のおすすめは、豆腐茶漬け」
高タンパク食を食べる。
タンパク質は肉や魚に多く含まれる。タンパク質を摂らないと、筋肉が大量に減り痩せにくい状態に。「肉は全て高タンパクだけど、牛・豚バラ肉は脂質が多いから、鶏肉を選ぶのが無難。ささみはヘルシーなイメージがあるが、別にモモやムネで構わない。皮を剥いでしまえば、ささみとほぼ一緒だから。それにモモやムネはどんな調理をしてもパサパサにならないから、うまいし。魚も基本的に低糖質で高タンパク。青魚は脂がのっているが、体にいい脂肪酸・オメガ3が豊富だから、積極的に食べるべき」
足りないタンパク質をプロテインで補給!
肉や魚を頑張って摂取しても、現代人は圧倒的にタンパク質が足りていない。理想的な一日のタンパク質摂取量は、豚肉なら約500g、魚なら約400g。足りないタンパク質補給に、プロテインを上手く活用すべき。「朝食代わりや、空腹感をごまかすための間食代わりに。プロテインは種類が豊富で、巷で多く売っているのはホエイプロテインとカゼインプロテインの2種類。運動と並行してダイエットする場合は、吸収が早いホエイ、運動せずに食事制限をハードに行う場合は、吸収が遅いカゼインを」
テキーラ村上さんオススメのプロテイン
〈アルプロン〉のWPIホエイプロテイン100 レモンヨーグルト
島根県に本社を置くプロテインメーカー。ホエイプロテインは、WPIとWPCとに分けられ、WPIはタンパク質の純度が高く、乳糖が少ないのが特徴。砂糖、保存料、増粘剤一切不使用。「糖質が低く、国産でこのコスパは魅力。ドラッグストアなどで比較的入手しやすい」。1kg ¥3,980*税込み(アルプロン TEL:0120・014・341)
〈オプティマム ニュートリション〉のゴールドスタンダード 100%カゼインプロテイン クッキーズ&クリーム
世界中のアスリートに愛用されている、アメリカ発のブランド。高品質なミセルカゼイン由来のタンパク質100%配合。「カゼインは粉っぽい味のものが多いが、これは飲みやすいし、腹持ちもいい。とにかく体を細くしたいなら、これを選んでおけば間違いない」。1.27kg ¥4,087*税込み(ファイブセンス optimumnutrition.jp)
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〈ULTORA〉のホエイダイエットプロテインプレミアム
スタイリッシュなパッケージと、飲みやすさにこだわった、テキ村さん監修のプロテインが新発売。フレーバーは、クリアストロベリー、抹茶ラテ、チョコレートの3種類。「人工甘味料ゼロで甘さ控えめ。WPI50%配合で、初心者からアスリートまで万人に飲んでもらいたい」。1kg ¥3,780~(ULTORA ultora.co.jp)※予約受付中。
テキーラ村上さん ダイエット難民たちに贈るメンタル強化本『痩せない豚は幻想を捨てろ』(KADOKAWA)が発売5日で5万部を突破と話題。Twitterフォロワー数は20万人以上。
※『anan』2020年2月5日号より。写真・大内香織 取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)