嫌いな人への最強の接し方? 横澤夏子が「可愛い」と言いたい理由

2019.11.21
出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、スルースキルを身につけている女性、「『可愛い』と言って流せる女」になりきり。

“可愛い”という言葉は距離を縮める第一歩に。

yokosawa natsuko

このあいだ、『バチェラー・ジャパン シーズン3』を見ていたら、23歳の参加女性が10歳くらい年上のバチェラーに、「可愛い!」と言っている場面がありました。バチェラーは、その一言で、“年上らしくいなくていいんだ”と許された感じがしたようで、結果、二人の距離は近づくことに。その様子を見て、“可愛い”という言葉を人に使うことで、相手よりも“一歩大人”な空気を出すことができるんだと気づいたんです。また、好きな相手へのアプローチ法としてだけでなく、苦手な相手への対処法としても“可愛い”は有効だなと思いました。ムカつく人の言動を、あえて「可愛い~」と言うと、相手に対して一歩引いた、達観した気持ちになれる。次のステージに行った感じがあります。心の中で、“あー、この子、可愛いわ。ひよっこなのね”と思うと、イライラすることも防げそうです。そうして、流し、許してあげられるのだとしたら、嫌いな人への接し方として最強なのでは、と思いました。周りから見ると、心が広い人だと思われそうなところもいいですよね(笑)。

まずは、自分が許せない人や、気を張って付き合っている相手のことを、“可愛い”と思ってみるところから始めてみるのはどうでしょうか。そして、相手を“可愛い”と思うことに慣れてきたら、実際に口に出してみる。また、上司など、距離を縮めたい人がいる場合にも、“可愛い”を使ってみるとよさそうです。たとえば、これまでは褒める時に「素敵」と言っていたとしたら、一気にカジュアルな雰囲気になり、壁が低くなるはずです。これまで使わなかった人への“可愛い”から、新しい、いい関係が生まれる可能性大。もちろん、TPOは考えながら、ぜひ、挑戦してみてください~!

よこさわ・なつこ 芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。

※『anan』2019年11月27日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)



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