「ワッツァ!」「ガンダ」「バケモン」…いまどき男子の“新語”って?
食らった
意味:ハートにガツンと突き刺さる
シチュエーション:気分が上がった時
使い方:「あの曲には食らったわ」
解説:「ビンタを食らった」など、好ましくないことを受けるという本来の意味とは全く違う用法。「リリックに食らう」「熱量に食らった」など、感動を表す表現。
ワッツァ!
意味:元気? よ!
シチュエーション:挨拶
使い方:「ワッツァ!」
解説:英語の「What’s up?(最近どう?)」をネイティブっぽく発音した時の音をカタカナで表記した言葉。本来の意味は最近の様子を聞く質問だが、現地の若者は「うーす」「おいっす」くらいのただの軽い挨拶として使っているフランクな表現で、日本の男子もこっちに該当。
PON! PON!
意味:なし
シチュエーション:日常の会話
使い方:(送信)「PON! PON!」(返信)「PON! PON!」
解説:チャラ男ネタで人気の芸人EXITが漫才で使用しており、そのテンポの良さから使う男子が急増中。特別な意味はなくノリでつける言葉なので、「友達誘ってPON! PON! PON!」など、深く考えずに使ってOK。
#ヒュッゲ
意味:ゆったりとした空間で過ごす、心地よい空間
シチュエーション:インスタグラム
使い方:ハッシュタグに使う
解説:「ヒュッゲ=hygge」は、デンマーク語で心地よい時間や空間を表す言葉。家族や友人とごはんを食べることや、お気に入りのコーヒーをまったり飲むことなど、自分にとっての大切な時間なら「#ヒュッゲ」がぴったり。
ガンダ
意味:全力で走ること
シチュエーション:日常の会話
使い方:「遅刻しそうだから駅までガンダするわ」
解説:「ガンガン(後に続く言葉を強調する言葉で、すごく、思いっきりといったニュアンス)」と「ダッシュ(疾走する)」を合わせた「ガンガンダッシュする」の略語。
●● of the year
意味:今年一番の●●
シチュエーション:日常の会話
使い方:「飯テロ of the yearするのやめて」
解説:英語を使った若者言葉が多いが、これはカタカナ表記でもなく略語でもなくまんま正しい英語。●●には今年史上最高のモノなら何でも当てはめてよいので汎用性が高い用語。
バケモン
意味:やばい、度が過ぎる
シチュエーション:気分が上がった時
使い方:「この絶景はバケモン」
解説:正式な由来はナゾ。音としては「バケモノ」から派生した可能性が。人間離れした能力等を化け物と称するように、ニュアンスとしては、化け物レベルですごいという意味か。関西弁発、という説も!
チル
意味:リラックスする
シチュエーション:日常の会話
使い方:「カフェでチルってる」
解説:英語のスラング「chill out(落ち着いている)」が語源で、まったりやくつろぐなどの意味。“盛り”が当たり前のインスタ映え疲れから生まれた新しい感覚のひとつが「チル」ともいわれている。
#フィルター越しの私の世界
意味:写真映えを狙った投稿
シチュエーション:インスタグラム
使い方:ハッシュタグに使う
解説:カメラ好きユーザーの投稿で使われる人気ハッシュタグ。フォトジェニックなクオリティの高い写真が集結する。同じ意味で似たワードの「#ファインダー越しの私の世界」もある。
アゲ
意味:GOOD
シチュエーション:日常の会話
使い方:「おみくじ大吉だった」「アゲだね」
解説:女子の間で以前流行した、気分の高まりを意味する「あげ」とは異なり、男子の間ではもう少しソフトな意味合いで「いいね」くらいのニュアンスで使われることが多い。
にゃー
意味:こんにちは
シチュエーション:挨拶
使い方:「にゃー、元気?」
解説:猫への呼びかけや挨拶ではなく、れっきとした人間同士の挨拶として一部の若者の間で浸透している。ただの猫好きが言い出したのか、「こんにちは~」が極度に短縮されたのか、語源や由来は一切不明。
※『anan』2019年11月6日号より。取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)