岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ライブ写真」です。
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ミュージシャンは写真を撮っていただく機会がなにかと多いです。アーティスト写真とかジャケット撮影、雑誌などの取材もあります。なかでもミュージシャンだけにある撮影といえばライブ写真じゃないでしょうか。ライブ中のミュージシャンをどれだけかっこよく撮るかというのは難しいことだと思うんです。大きい会場でのライブは、ゲネプロ(リハーサル)があるのでライブ全体の流れを理解することもできますが、いわゆるライブハウスやフェスなどでは、たいてい事前の打ち合わせというのがありません。時にはカメラマンがセットリストすら知らされていない場合もあると思います。そんな中で、ここぞという瞬間を逃さないというのはすごいこと。ミュージシャンのことを深く理解していないと撮れないと思います。ミュージシャンとカメラマンは信頼関係が必須。それは、作品と作品のぶつかり合いだからやな、と僕は思います。写真と音楽、それぞれの作者同士ですから。互いの才能を認め合っていればいるほどいいライブ写真に仕上がるんだと思うんです。

…とは言いつつも、僕はライブ写真を撮っていただくのがすごく苦手。ライブ中は汗をかきまくるんで、どのアングル、どの瞬間も、びちゃびちゃなんですよね。びちゃびちゃだとどうしても小汚くて、かっこよくないですよね。…残念です。でも、そんな僕にもこの方、とリスペクトしているフォトグラファーがいます。デビュー以来、僕のアーティスト写真をずっと撮影してくださっている神藤剛さん。モンゴルで撮った最新のアーティスト写真も神藤さんの撮影です。僕はヒヨコ体質なもので、最初に見たものを“親”と思うところがあります。仕事仲間も友達も、長くずっと同じ顔ぶれでいたい、コロコロ変えたくないんです。写真も、最初に神藤さんにお願いしたので、「もうこの方じゃないとイヤ」になっています。実際に、神藤さんの撮影スタイルは僕にすごく合っています。よく撮影で「いいよ、いいよ!」とか「かわいいね!」とか、めちゃくちゃ褒めながら撮る人いますが、僕、アレ苦手です。被写体のテンションを上げたいのかもしれませんが、僕は言われなくても最高のポージング、表情をとることができるので、必要ないんです。神藤さんは、いつも静かに撮って「いいの撮れました」と見せてくれて、ちょうどいい感じなんです。

おかざき・たいいく 6/9に、たまアリで行われたワンマンコンサートのDVDとBlu‐rayが、10/30に発売に! 来年2/11、エディオンアリーナ大阪で、ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」開催!

※『anan』2019年10月9日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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関係などをリセットしたくて主張が強まる日です。自分の得意なことや伝えたいことを話して、相手の考えや周囲の評価を変えさせたくなるかもしれません。上から目線の一面が出ると友達付き合いや恋愛に難が生じますので、いつも柔和さと笑顔を忘れないようにしましょう。笑顔はどんなときも印象を良くしてくれますから。

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