芋好きの注目メニュー「もーもーちゃーちゃー」って知ってる?

フード
2019.07.24
スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『OIMO cafe zenpukuji(オイモカフェ ゼンプクジ)』の「お芋のもーもーちゃーちゃー」です。
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“もーもーちゃーちゃー”、もはや呪文のような名前だけど、某高級スーパーが出してヒットしたのもあり意外と知名度は高め。その正体はマレーシアの“ごちゃ混ぜしるこ”。芋や豆、ココナッツミルクなんかがわさっと入るアジアなオヤツが、とびきりのサツマイモと出合って洗練のデザートになった。

『OIMO cafe』といえば、埼玉で320年続くサツマイモ農家によるカフェであり、全国から芋ラバーたちが集う聖地。「もーもーちゃーちゃー」は善福寺(最寄り駅は吉祥寺)にできた新店だけのメニュー。ココナッツプリンをとろりと覆うサツマイモのアングレーズ、その上に6種の豆とキヌア、そして刻んだ干し芋と大学芋が美しく彩る。「アングレーズは滑らかに、干し芋は干しても柔らかにしたいからしっとり系の“紅はるか”を。大学芋にはホクホクな“むさしこがね”を選び、あえてカリッと仕上げています」と店長の大和田一樹さん。どれも焼き芋にしてから使うが、そこにもサツマイモのプロの技が。「熱がよく伝わる素焼きの壺を使い遠赤効果でじっくり、芋のデンプンが糖化するちょうどの温度をキープして甘さを引き出すんです」。ごちゃ混ぜにして食せばつぶつぶ、とろり、鮮やかなお芋の甘みと旨みにほっこり憩う。

「お芋のもーもーちゃーちゃー」(直径約10cm、数量限定)¥650。少しずつ食べてもいいけど、勇気を出して思いきりごちゃ混ぜがおいしい! サツマイモを焼く際は、気温や芋の種類、熟成具合によって焼き時間などを変え、その甘みをとことん引き出していく。

OIMO cafe zenpukuji 東京都杉並区善福寺2‐24‐8 TEL:03・6454・7272 10:00~17:00 月・火曜休※イベント出店のため7/30まで休み

チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。

※『anan』2019年7月31日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico

(by anan編集部)



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