「真のイタリアン・レストラン」をうたう新店 その3つのポイントは?

2019.2.13
レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回は『AnimA la tua osteria(アニマ ラ トゥア オステリア)』のバカロ料理です。
料理

表参道から青山通りを外苑に向かって2分。ポルシェのショールームの手前を右手に入ったところに4階建ての小さな白いビル。ここが昨年12月22日にオープンしたオーガニック・イタリアン『アニマ』だ。1階はピッツァ&立ち飲み、2階はバル。3階はゆったりしたオステリア(食堂)。そして4階は、カンティネッタ(ワインショップ)。コンパクトながら使い勝手のいい店に仕上がっている。

実はこの店を手掛けたのは約25年前から数々のイタリアンを経営してきた中村雅彦氏。久々の新プロジェクトは「真のイタリアン・レストラン」だ。ポイントは3つ。

  1. できる限り有機栽培の素材を使う。
  2. ワインを適正価格で提供する。
  3. パスタは自家製手打ち&自社輸入品。

ちなみに2階はベネチアのバカロ(居酒屋)スタイルで、ストゥッツィキーニ(つまみ)や、スピエディーニ(串の炭火焼き1本400円~)や、パンツェロッティ(揚げピッツァ600円~)など日本ではまだあまり紹介されていないつまみが充実している。有機野菜だけでなく、塩、オリーブオイルなど基本的な調味料をおろそかにしていないのもえらい。ワインは4階のショップで買った値段にプラス800円で持ち込み可。ビオ中心で飲みやすいから、ちょっと一杯のつもりが、ついつい1本空けちゃうのが心配…。

バカロは北イタリア・ベネチアの居酒屋スタイル。ストゥッツィキーニ(つまみ)3種盛り¥1,200、スピエディーニ(串の炭火焼き)よりパスコラーレ(羊)¥550、グラディウス(カジキマグロ)¥450、パンツェロッティ(揚げピッツァ)モッツァレラとトマトソース¥800。ワイン¥2,800(ボトル¥2,000+持ち込み料¥800)。

AnimA la tua osteria 東京都港区南青山3-12-1 TEL:03・6890・0855 ランチ11:30~15:00(14:30LO)、ディナー17:30~23:30(22:30LO) 水曜休

いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。

※『anan』2019年2月20日号より。写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子

(by anan編集部)

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