年に1度、柔道世界一を決める世界柔道選手権が、まもなく開かれる。今年の大会は「ほぼ全階級が見どころ」と語るのは、中継を担当するフジテレビの加納慎介プロデューサー。
「東京五輪で全階級金メダルを狙う日本にとって、試金石となる今大会。昨年、男女14階級中7階級を制した日本は、ほぼすべての階級が優勝を狙える注目階級ですが、なかでも、阿部兄妹や小川雄勢選手など2年後のさらなる成長に期待したい若手選手には、特に注目してほしいです」
まさに見どころだらけの今大会。その楽しさを最大限伝えるために、「中継の力で、柔道の本当の面白さを伝えたい」と、加納さんは言う。
「例えば野球なら、2ストライクで追い込んだ場面で投手がどんな球を投げるか、とドキドキしますよね。柔道でも、どんな組み手の時に技がかけやすいのか、どんな選手が、どんな得意技を持っていて、どんな体勢でその技が出やすいのかを丁寧に伝えることで、試合のプロセスをより楽しんでほしいと思っています」
そのために、今大会では技のかけ方をCGアニメで解説したりと、初心者にもわかりやすい工夫が多数。
「柔道には、礼儀正しさや相手を敬う気持ちなど、勝敗以外にもたくさんの魅力があります。大会を通して、柔道の面白さが今以上に伝わることで、常に上を目指す選手たちのひたむきな姿勢が、みなさんの元気の源になればいいなと思っています」
見どころ1 東京五輪でのW金メダルへ! 阿部兄妹が初の兄妹優勝に挑む。
前大会王者で、東京五輪の金メダル最有力候補ともいわれる兄の阿部一二三選手と、高校生ながら初出場を果たした超新星、妹の阿部詩選手。若い世代を引っ張る二人が、史上初の“同一大会での兄妹同時優勝”に挑む。
「兄妹ともに同世代では随一、セオリーを覆すような天才的なセンスの持ち主です。これからの柔道界を担う二人に期待!」
見どころ2 父から受け継ぐ最強DN Aで、花形100kg超級の頂点を目指す。
世界選手権で計4つの金メダルに輝き、プロレスラーとしても知られる小川直也さんを父に持つ22歳が、今大会世界デビュー。
「出場するのは花形の最重量級。受け継いだ才能をどのように爆発させていくか、今回を機に、ぜひ見守ってほしいです」
『2018世界柔道選手権』 年に1度の柔道世界一決定戦。9/20~27、アゼルバイジャンのバクーで開催され、男女各7階級の個人戦と男女混合の団体戦が行われる。フジテレビ系にて、全日程を中継予定。放送時間はフジテレビ公式サイトを参照。©フジテレビ
※『anan』2018年9月26日号より。
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