
フレッシュな次世代のジュニアたち総勢27名が出演する『ジュニア Showcase 2025 新星-SHINSEI-』が開催中。12⽉9⽇(⽕)東京グローブ座で⾏われた公開ゲネプロから本ステージのみどころを、記者会⾒のコメントを交えながらレポートします。
Index
ジュニアグループの再編など、⼤きな変化があった2025年──。STARTO ENTERTAINMENTの歴史を継承し、未来を担う新たな新星たち総勢27名が東京グローヴ座のステージに集結した。最年⻑は20歳で、2019年に⼊所した阿達慶さんと⽵村実悟さんのふたり。最年少は、2023年⼊所で、12歳の横⽥⼤都さんと宮部聡太さん。平均年齢は16.2歳というフレッシュな⾯々。光り輝く世界でいつかスターになれる⽇を夢⾒る気持ちを歌う「The Shining Star」から幕開けしたステージは、未知の煌めきに溢れていた。
時代を超えて愛される、少年隊の楽曲をメドレーで披露
⽬まぐるしく時代が変わっても次世代に受け継がれていく名曲を披露したのは、少年隊コーナー。阿達さんが錦織⼀清さん、千井野空翔さんが東⼭紀之さん、渡邊⼤我さんが植草克秀さんになりきり、伝説の⾐裳で歌ったのは、「仮⾯舞踏会」だ。本家オリジナルのマイクスタンドの華麗パフォーマンスが鮮やか。


会⾒では阿達さんが「少年隊さんのメドレーでは、『仮⾯舞踏会』をやらせていただいたんですけど、実際に少年隊さんが着ていたジャケットを着させていただいて。軽い素材なのに重いというか…。歴史が詰まってるので、その重みと戦いながら。実際にご本⼈たちが踊られてる映像が(後ろに)流れる中、⾃分たちも⾒てもらえるように、めちゃくちゃ気合を⼊れて頑張っている」と話し、千井野さんと渡邊さんも「マジでそう」と、すかさず同意する姿も。
千井野さんは「少年隊さんの⾐装を着させていただいて、⾐装さんに『初めて下ろすんだけど、君たち⼤丈夫かな』なんて⾔われたんです(笑)。名に恥じぬように頑張ります」と背筋を伸ばす場⾯もあった。渡邊さんは「やっぱり本家の少年隊さんの⾐装を着ることで、プレッシャーと重み、緊張感をちゃんと持って披露したい。毎公演、毎公演、いいものにちょっとずつできるように頑張りたいなと思います」とその覚悟を背負って、真剣勝負でステージに⽴つ姿が眩しい。
4曲披露する少年隊メドレーで「Whatʼs your name?」に挑戦していた野⽥開仁さんは、「動画を観ながら研究したのですが、少年隊さんはジャンプ⼒だったり、キレがすごくあるので、それらをもっとマネして、もっともっと⾃分のものにしていけたら」と会⾒で語っていた通り、⼀⼈ひとりが過去映像を観て、パフォーマンスに磨きをかけようと努⼒したのが伝わってくる。
少年隊の「ABC」でメドレーに参戦した⼭岸想さんは、「僕の⼤愛と來でシルバーの⾐裳を着て3⼈で、少年隊さんの『ABC』を披露させていただいたんですけど、そのリハーサルの時に阿達くんと千井野くんから、技術的なことはもちろん、『もっと⼤⼈っぽく表現した⽅がいいよ』とか、『ここもっと揃えると、全体的にまとまるんじゃない』っていうお客さんから⾒た⽬線をアドバイスしてもらった」と話し、この公演をきっかけに⼀歩⼀歩成⻑を遂げていることを感じさせた。

⽻村仁成さん、⼭岸想さん、善如寺來さん、⾼橋奏琉さん、関翔⾺さん、⼩久保向⼀朗さん、新宮楓真さん、⾺場律樹さん、横⽥⼤都さん、宮部敬太さん、宮部聡太さんが槍や剣を持ってパフォーマンスを繰り広げたのは、「〜中国武術〜」(1998〜星のかなたへ〜EMPIRE〜千年メドレー)。ダンスだけではなく、武術の稽古の成果を発揮した⼒強い表現⼒は、みどころのひとつ。和コーナーでは、⽇替わりの特技披露も誰がどんなことにチャレンジするのか⾒逃せない。
これまでのSTARTO ENTERTAINMENTの数々のショーで緊迫感ある中、圧倒的な⼀体感で観客に魅せるのが、殺陣のパフォーマンスだ。「〜和-殺陣〜」では、⾒廻組を阿達さん、千井野さん、⽵村さん、渡邊さん、宮岡さんが、野盗団を鍋⽥さん、末永光さん、野⽥さん、⽥仲陽成さん、⽻村さん、松浦銀志さん、⼭岸さん、平⽥さん、鈴⽊瑛朝さん、渡辺惟良さん、関さん、⼩久保さん、堀⼝由翔さん、岸蒼太さんが担当。総勢19名があちこちに⽬まぐるしく⼊り乱れながら迫⼒の殺陣を繰り広げる。客席に降りるなど、⾄近距離で彼らの息遣いを感じられるのも東京グローヴ座ならでは。
新星の如く煌めく、魅力あふれるスターたちに注目!

この⽇のゲネプロでマスコミ陣を驚かせたのは、新しくジュニアの仲間⼊りをした浅井乃我さんの姿。timeleszの新メンバーオーディション「timelesz project」の候補⽣のひとりで、最年少ファイナリストとして注⽬を集めたメンバーだ。アメリカ出⾝の18歳で、個性的なダンスが光った彼がNEWSの「KAGUYA」に参戦。和傘を⽚⼿に妖艶なパフォーマンスを披露する姿も。
浅井さんの事務所⼊りについては、⾃⾝の会社J-POP Legacyで今回初の企画・プロデュースを⾏った⼤倉忠義さんが会⾒で「オーディションは僕もちょっとだけ出させてもらったんですけども。オーディションが終わって、会社の⽅が乃我くんに『最後まで残ってたけど、やる気はないんですかね』ってお声がけをしたみたいで。そこから、⾃分もジュニアに関わらせてるもらってる⾝として、⾯談もお願いされて。彼に会いに⾏った時にジュニアでイチから頑張りたいっていう思いを聞きました。その気持ちに何か⼒になれることがあればと今回から参加してもらいました」と語っていた。オーディション出⾝の新たなメンバーの加⼊でジュニアにどんな化学反応が起こるのか期待したい。
そんな浅井さんのパフォーマンスについて⼤倉さんは「やっぱり魅⼒がある⼈だなっていうのは感じましたし、彼の存在で皆、ライバルが現れたってちょっとピリッとしてるというか。今までは⼀緒にステージに⽴ってた⼈たちだけでライブとかもやってたんですけど、乃我くんと初めて合流した時、皆すごく“ギラギラ”してたみたいです。彼らにとっても刺激になってる存在ですし、パフォーマンスも格好良かった」と絶賛。⼀緒のステージに⽴ってみた阿達さんは、「ここまで来るのに道のりは違えど、みんなでひとつの舞台を作り上げるので、いい意味で特別扱いをしないというか。浅井くんはすごくダンスが上⼿だったり、歌が上⼿だったりするので、負けてらんないぞっていう焦りがあります」と、良い刺激を受けた様⼦。
⽵村さんは「最初はちょっと⼾惑いの気持ちもあったんです。でも僕たちが他のことをやっていても、浅井くんが1⼈だけイヤホンつけてずっと⾃分のパートのダンスを踊ってたりしてて。そんな姿に警戒⼼っていうんですかね、ちょっと敵対⼼を持っていたのも和らいで、今は楽屋でわちゃわちゃ皆でおしゃべりします」、千井野さんも「こうやってメインで⾃分たちだけで公演をさせてもらえる経験が僕たちもあまりないもんですから。⼀公演に⼀公演に本当に魂をかけています。まだグループも⼊ってない個⼈の集まりに個⼈(浅井さん)が⼊ってきたっていうことで。仲間意識もある中で、いい意味でギラギラした思いを改めて認識しました」と本⼼を明かしつつ、「負けないように頑張ります!」と語っていた。

事務所伝統の舞台で披露してきた楽曲に挑む中盤の「舞台曲コーナー」では、「少年たち」の「闇を突き抜けて」も。バトル⾵に⾒せるダンスがみどころのこの曲では、敵対する⾚チーム役に⽥仲さん、⽻村さん、松浦さん、⻘チームに宮岡さん、⼭岸さん、善如寺さんという2組に分かれて勢いたっぷりにパフォーマンス。宮岡さんはこの楽曲のリハーサルの際、「リハ中、全然揃わなかったんですよ。千井野くんから『「闇を突き抜けて」は対決なので、もっと敵対⼼を持ってやったらいいよ』」とアドバイスをもらったという。千井野さんは「実際に僕たちは、先輩が踊ってる『闇を突き抜けて』を⾒たり、⼀緒に先輩に混じって踊らせてもらったりした経験があるからこそ、下の⼦に引きつぐことができたらなって思ってアドバイスしました」と頼もしい⼀⾯を覗かせていた。
それぞれが思い描く未来像に想いを馳せて。27人で圧巻のフィナーレ

舞台曲の締めくくりは、それぞれが思い描く未来像に想いを馳せながら「DREAMER」を。夢を追いかけるジュニアたちのまっすぐで熱い想いが会場に溢れる。
ラストスパートは、現代・最新曲コーナー。ここでは、嵐やSMAPなどバラエティに富んだラインナップで多彩な表情を届けた。全員揃って披露した嵐の「Happiness」、KAT-TUNの「ハルカナ約束」など、客席に降りる場⾯も。キラキラとしたアイドルらしい笑顔を振りまき、華やかにフィナーレを飾った27⼈。これからアイドルとしてどんな成⻑を遂げていくのか楽しみになる、未知の可能性に溢れた原⽯が集ったステージだった。
⼤倉さんが会⾒でゲネプロを振り返り「いや〜、フレッシュで、なんか胸いっぱいになりましたね」と感慨深げに話しつつ、「先輩⽅が活躍されてる時に、⽣まれてない⼦たちもいて。⾃分たちもそうでしたが、⼊所して⼩学⽣とかで先輩の曲を踊ってもピンと来なかったりしていたんですけど。それが何年かして、当たり前にそういうダンスができるようになってる時に、この会社らしさみたいなのが⾃然と⾝についているのかなというのが⾃分の中にもありまして。普段あまりジュニアの⼦たちが踊らないダンスとかも多いと思うんですけども、成⻑に繋がればいいですね」と今回のセットリストへの想いを。
⾃分たちがジュニアの時と⽐べて今のジュニアはどう思うかという質問には「すごく達者だと思います。ダンスもそうだし、パフォーマンスのレベルが違うのかというのはあるんですけれども、でも、気持ちの部分では俺たちの⽅が負けてなかったです(笑)」と胸を張る。これには⽵村さんらジュニアたちも「いやいや、俺たちもめちゃくちゃ気持ちは、ありますからね!」と熱い気持ちにおいては負けてないと話していた。
最後に代表して、阿達さんが「僕たち27⼈、浅井くん含めて27⼈、この事務所らしさ、この事務所の未来を感じていただけるように。先輩⽅が紡いできた伝統をしっかり受け継いで、26公演全員で駆け抜けていきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていて下さい」とステージを楽しみにしているファンの皆さんへメッセージを。
年末の12⽉28⽇まで続く本公演で新たな新星が輝く姿を⾒届けられる。オーディションからジュニアへの加⼊メンバーが加わるなど、ホットなニュースで注⽬を集めるジュニアたちの活躍に期待したい。

























