家でも油断は禁物! 「紫外線」強力スポット2位はアスファルトの道、1位は…

2018.5.12
海、サマーフェス、BBQなど、アクティブに過ごしたい夏。だけど、降り注ぐ太陽の光に肌が悲鳴を上げてしまうのも事実。太陽に負けないための最強ケアを紫外線対策のプロと考えました。
UVケア

もうすぐ夏本番。同時に脅威となるのが紫外線。

「紫外線は、百害あって一利なし。たとえば、今あるシミは、幼少期から浴びてきた紫外線ダメージの蓄積が大きな原因。シミ以外にも、乾燥、シワ、たるみなどあらゆる肌トラブルを引き起こします」(東京工科大学応用生物学部教授・正木仁さん)

さらに、今まで常識とされてきた紫外線対策だけでは不十分で、

「太陽光に含まれる可視光線、近赤外線のほか、PCやスマホから発するブルーライトも肌への影響が指摘されています。将来の美肌を守るには、あらゆる光を遮断するのが得策です」(クリニックF院長・藤本幸弘さん)

そこで駆使したいのが光から身を守るべきテクニックとアイテム。

「日焼け止めで紫外線をカットしつつ、サプリやコスメで内側から肌を補強するのも効果的。効率的にケアをすることで、上手に太陽とつきあっていきましょう」(美容家・山本未奈子さん)

太陽光に含まれる光の種類と肌への影響

UVケア

太陽光には地表まで届かないUV‐C、波長が短くシミの原因となるUV‐B、波長が長くシワやたるみを引き起こすUV‐Aなど、数種の紫外線が含まれる。その他、肌内部まで侵入し、細胞にダメージを与える近赤外線、肌への浸透性が高いといわれる可視光線(ブルーライト)を含有。近赤外線、可視光線は、PCやスマホからも放出。

注意すべき強力紫外線スポットTOP3

【海とプール】
海やプールは日焼けしやすい条件が勢ぞろい。「水に濡れると角質層への光の透過率が上がり、よりダメージを受けやすく」(正木さん)。砂浜と水面の反射光も10~25%と高い。

【通勤途中のアスファルト】
アスファルトの紫外線の反射率は10%。「なかでも、白っぽいコンクリートの道は反射率が高く、下からも光が飛んできます」(正木さん)。首元やデコルテの対策も忘れずにしっかりと。

【オフィスや車の窓】
「UV‐Aは、窓ガラスもすり抜けてくるので油断禁物。長時間窓辺で過ごすのは避けて」(山本さん)。「パソコンを使う時は、ブルーライトカットフィルムやメガネの活用を」(藤本さん)

まさき・ひとし 東京工科大学応用生物学部教授、薬学博士。化粧品開発などを経て現職に。現在は、光老化の研究に取り組む。

ふじもと・たかひろ クリニックF院長、東京都市大学工学部客員教授。レーザー治療の先駆者として、国内外で活躍している。

やまもと・みなこ 美容家。MNC New York代表。化粧品ブランド『SIMPLISSE』をプロデュース。雑誌や講演等でも幅広く活動。

ノースリーブワンピース¥23,000(アデュー トリステス TEL:03・6861・7658) その他はスタイリスト私物

※『anan』2018年5月16日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・小山依麻 取材、文・安田光絵

(by anan編集部)


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