家の中をパワースポットに! 簡単“クイック風水”とは?

2018.3.31
乱れた気をチューニング。点と線でできる“クイック風水”。「風水環境システム研究所」所長・金寄泰衍(かなよりたいえん)さんが教えてくれました。

紀元前2000年頃に中国で始まった風水は、運を積極的に良くするために生み出された開運法。

「風水は“気”というエネルギーを用いたテクノロジーです。それを日常で最も活かせるのが、自分と一心同体の存在ともいえる住居。家の気が乱れていれば、住んでいる人のエネルギーにもマイナスの影響を及ぼします。でも風水の智慧を活かせば、家の中の乱れた気(衰気)は整い、良い気(生気)が生まれる“パワースポット”に変えられます」(金寄さん)

とはいえ、家の気が良ければ全てOKというわけではない。

「全ての気の中心にあるのは自分です。風水で家の気を整え安定させたら、自らの運を活性化させる心構えも必要。地の気(住んでいる場所の気)を活かせるのは、自分の力で元気になろうという、意志と行動力を持つ人です」

今回教わったのは、点と線を使った実践しやすい気の調整法。家の気を整え、運気をアップさせて。

窓枠の左上に四角、右下に円を描く

乱れた気の侵入を防ぐべく、窓をフィルターに変える。

風水

家の中には、外から“風”の気、“地”の気、“水”の気が流れ込む。

「外からやってくる風の“邪”をろ過するため、入り口となる窓にフィルターをかけましょう。特にマンションに住んでいて、窓から見える建物に高低差がある場合、窓から入る風の気はとても乱れているので要注意です」

フィルターのかけ方はとても簡単。黒のペンで窓枠の右下に円を描き、左上に四角を描くだけ。風水では、円が陰のエネルギーを司り、気を集めるパワーがあるとし、陽の気を担う四角は、気を拡散させる力があるとする。

「陰陽両方のエネルギーが揃うことで窓全体にフィルターがかかります。邪気の侵入を防げ、家の中の良い気が出ていかないようにできるんです」

風水

四角も円も右回りの一筆書きで。油性の黒のペンが一番オススメだけど、鉛筆で描いてもOK。鉛筆でも描けない場合は1週間に1度ほど、指でその形をなぞり描きして。

天井の梁や柱の角に、細いマスキングテープを貼る

出っ張りを線で区切ることで、梁や柱をないものとする。
天井の梁や柱など凸凹のある場所からは“殺気”が生まれ、部屋の気が乱れる原因とされている。放っておくと気の歪みが心身を不安定にさせる。

「梁の下にベッドを置くと寝苦しいと感じる敏感な人もいるほど。これは、梁の下は他の場所とは気圧が違うから、対流が起こって気が乱れるのでしょう。一日の約1/3を過ごす寝室は健康に一番影響を与えるので、風水では最も気を良くしたいと考える場所。柱や梁のある部屋は寝室には避けたいですね」

でも構造上、梁の下や柱の際にベッドを置かざるをえない状況もある。

「線で区切れば、梁や柱をなしとすることができます。指で描いてもいいですが、壁と同色の極細のマスキングテープを貼れば同じ意味になりますよ」

風水

幅1mm、長さ10cmほどのマスキングテープを、壁の梁や柱の角に、右上から左下に斜めに貼る。乱れ、停滞した気を流すことができる。

風水

天井の梁は、左右の中央あたりにマスキングテープを使い、出っ張りに「垂直の線」が入るようL字に貼る。こちらも幅1mmを。2mm以上になると線ではなく面になるので効果なし。

金寄泰衍さん 「風水環境システム研究所」所長。環境デザインと伝統的風水、心理療法などを統合した汎風水学を開発。NHK文化センター講師。www.kanayori-fusui.com/

※『anan』2018年4月4日号より。イラスト・kalo 取材、文・板倉ミキコ

(by anan編集部)


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