安田顕も共感 失職のピンチに西原理恵子「プライドなんて捨てちゃって!」
2018.3.1
仕事は、生活の糧であり、生き甲斐にもなり得る人生で重要な存在。もしもそれがなくなったら…? いざという時の心得を漫画家・西原理恵子さんと俳優・安田顕さんが考えます。
経済が不安定な今の時代。契約や派遣といった雇用形態の人も多く、もちろん正社員でも、いつ仕事がなくなってもおかしくない状況。失業した…! そんな窮地に陥ったら?
西原:私もずっと契約とか派遣みたいなものですからね~。
安田:役者も同じです(笑)。
西原:もちろん失業しちゃったら大変だと思いますよ。でも、仕事は選ばなければいくらでもあるんです!
安田:確かに。
西原:私が最初に始めたのは、エロ本のカット描きですからね。大切なのは、身の程知らずの夢を叶えることじゃなくて、自分ができることや、やりたいことで、どう稼ぐかということ。
安田:選り好みをしている場合じゃない、と?
西原:そう、そう。失業したっていう時の例えとしてはアレですけど、もしその人がミュージシャンになりたかったとしたら、じゃあ、あなたの音楽は「どうしたらお金に換えられるの!?」って。バンドマンでもいいし、居酒屋で演奏する人でもいい。時給800円もらえるところで探せば、ミュージシャンになれますよ! 紅白に出るとか、アリーナを埋めるとか、そういうことじゃなくて、明日が期限のガス代3000円を稼ぐことのほうが大事じゃん。だって、止められちゃうんだから。1日3000円とか稼げたら、もうプロなので、それを探すことがまず必要だと思いますね。
安田:なるほど。そう考えておけば、失業した時も、自分のやれることから次の仕事を探していけそうですね。
西原:上を見てもキリがないし。ダメならダメで次に行けばいいんです。「ここならイケる!」って道が、必ずあるから。プライドなんて、さっさと捨てちゃって!
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