竹中直人になりきった? 元KARA・知英「事務所は大丈夫?」

2018.2.22
活動拠点を日本に移して以来、セクシーな凄腕暗殺者や性同一性障害の女性といった難役に挑戦するなど、幅広い演技でファンを魅了している知英さん。彼女が満を持して劇場長編映画に初主演!
知英

映画『レオン』は、地味なOL・小鳥遊玲音(たかなしれおん)が、車の事故をきっかけに、女好きワンマン社長・朝比奈玲男(れお)と入れ替わってしまうというストーリー。完璧なビジュアルの知英さんが、意外なオッサン演技を見事にこなし、コメディエンヌとしての魅力を存分に発揮。

「ずっとコメディをやりたくて。でも、まさか竹中直人さんと自分が入れ替わるとは思ってもみませんでしたけれど(笑)。以前から竹中さんのお芝居が大好きだったんです。今回、朝比奈を演じる時は、“竹中さんだったらどう演じるか”というイメージを意識するようにしました」

玲音も朝比奈も、知英さん自身とはかけ離れた性格とあって、難しい部分があったそう。

「玲音は自分を責める性格で、私とまるで違うタイプの女の子。朝比奈に至っては、もう全く別の生き物という感じ(笑)。だから、自分と役柄との共通点を探して役作りをするというのではなく、自分の中で新しいキャラクターを作り出す努力をしましたね」

本作で共演した竹中さん、そして山崎育三郎さんとは、知英さんがひとり7役を演じた連続ドラマ『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』でも一緒に組んだ仲。

「『レオン』の現場で山崎さんのナルシスト演技を見た時、笑いが止まりませんでした。『レオン』を撮り終えて『オーファン~』に入ったのですが、シリアスな『オーファン~』のほうが先に世の中に出て良かったと思っています。『レオン』が先だったら、『オーファン~』を観た方も笑ってしまっていたかもしれません」

知英

山崎さんのナルシスト演技に負けず劣らずの強烈なインパクトがあるのが、知英さんの変顔!

「変顔はたくさんやりました。竹中さんが演じる朝比奈になりきるため、女優のプライドみたいなものは捨てて、完全に役に入り込むという意気込みで演じました。監督から“(変顔を)やりすぎかなあ? 事務所は大丈夫?”と心配されたほどで(笑)。だからあれでも、最初よりは随分抑えられたんですよ」

スタイル抜群な知英さんが魅せる、華やかな衣装の数々も見どころのひとつ。デコルテが際立つ妖艶なロングドレスから、セクシーなミニスカートまで、ため息ものの美しさ!

「体が入れ替わった朝比奈は、自分好みのセクシーな服を玲音に着せたかったんだと思います。撮影の前には、加圧トレーニングで体を絞りました。普段から、スタイルキープのために、お水をたくさん飲んだり、夜遅い時間になったら食事を摂らないように気を付けています」

今年、デビュー11年目、日本を中心に活動を始めて5年目を迎える。

「今年もたくさんの作品に出合いたいと思っています。家族のドラマや最高に熱いラブストーリーにも挑戦してみたいですね」

ジヨン 1994年1月18日生まれ。’08年にK‐POPグループ・KARAのメンバーとなり、デビュー。2014年8月より日本を中心に女優・歌手として活躍中。

トップス¥7,000 サロペット¥16,800(共にローラス/ジャック・オブ・オール・トレーズプレスルーム TEL:03・3401・5001) ジャケット¥36,000 ネックレス¥21,000 チェーンピアス¥8,000 ラインピアス 参考商品(以上スタニングルアー/スタニングルアー 青山店 TEL:03・6418・4783)

地味だがナイスバディな派遣OLと年商500億の女好きワンマン社長の体が入れ替わり、会社乗っ取りの危機に立ち向かうコメディ。監督/塚本連平 出演/知英、竹中直人ほか 2月24日より新宿バルト9ほか全国公開。(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

※『anan』2018年2月28日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・Kan Cheran(NEUTRAL) ヘア&メイク・榎戸恵美(メイクマリエ) インタビュー、文・田嶋真理

(by anan編集部)


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