松本人志も絶賛の“和牛” M‐1ネタ収録のDVDが面白すぎる!

エンタメ
2017.11.16
昨年の「M‐1グランプリ」では敗者復活から準優勝。審査員の松本人志さんから「和牛の漫才は、全部面白い」と評価された実力派が、初めて単独の漫才DVD『漫才ライブ2017~全国ツアー密着ドキュメントを添えて~』を出す。
和牛

水田信二:ぶっちゃけて言うと、会社がDVDを出せというもんですから。

川西賢志郎:ぶっちゃけすぎや(笑)。僕らとしても映像で残したいネタを選んで、漫才ばっかりをやるライブをして11本収録しました。

水田:さすがにひとつのライブでこんなに漫才をしたのは初めて。怒涛のように漫才やってます。声がだんだんかれていくのが映像でも伝わるぐらい、臨場感があると思います。

川西:テレビでやるネタは時間もすることも限られてますけど。ライブでは目の前のお客さんを笑わせるようなアドリブもあるし、ふたりの呼吸がちょっと乱れたりする瞬間もある。それも込みでライブ感を楽しんでいただきたいです。

M‐1で好評だったへりくつ男(水田)と翻弄される女(川西)の手料理編、ドライブ編、花火編のライブ版も収録されている。そのやりとりがあまりに絶妙すぎて、見た人から思わぬ反応もあった名作だ。

川西:僕は女性役が多いので、オネエだと思われることもあるんです。

水田:あくまでもネタですから。

川西:水田くんがキレるネタでは、「DVの彼氏を思い出して怖かった」という女性の意見もありましたね。

水田:僕のことをホンマに怖い人と誤解せんとってくださいね。

川西:大丈夫。水田くんは最近体型が丸みを帯びて、コミカルになってきてるから(笑)。

水田:言い方に気をつかってくれてありがとう。その言葉に甘えて食べすぎるねんけど。

和牛

息ぴったりなふたりだが、漫才に関しては激論を交わすこともあるという。コンビ結成11年目。「実力はあるが地味」と言われ、これまで賞レースも2位が多く、悔しい思いをバネに腕を磨いてきた。今年は悲願のM‐1タイトルを狙うべく全国ツアーも行っており、DVDにその密着映像も収録されている。

水田:いろんな仕事をやっていきたい気持ちはもちろんありますけど、僕らふたりだけで笑わせる気持ち良さは、漫才でしか味わえませんから。

どんなことがあっても「漫才は続ける」、ふたりはそう決めている。

わぎゅう 2006年結成の漫才コンビ。水田信二(写真左)は元料理人で、へりくつボケは彼の性格をベースにネタまで昇華したもの。川西賢志郎(写真右)は、決めゼリフ「もうええわ!」が芸術的とまで評されている、ツッコミ職人。

和牛初の単独DVD。ライブで披露した漫才11本と、特典映像として全国ツアーの密着映像を収録。¥3,000(よしもとアール・アンド・シー)

※『anan』2017年11月22日号より。写真・内山めぐみ インタビュー、文・伊藤愛子

(by anan編集部)


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