“背骨”って大事! むくみ、コリは背骨のねじれが原因だった?

2017.10.20
全身を支えるカラダの大黒柱である“背骨”。内臓の不調、血行不良、冷え、むくみ、コリ…といった不調の数々は、背骨のねじれが原因かも?
背骨

背骨は、頸椎、胸椎、腰椎を成す24個の骨(椎骨)と、骨盤につながる仙骨とで成り立っている。

「重力の負担を分散し、カラダを支える骨格の要であるだけでなく、末梢神経、筋肉、筋膜、内臓、血管、脳脊髄液機能にまで影響を及ぼす、カラダの屋台骨なんです」(せぼねじれ調整院Re‐Cure代表・金井良友さん)

本来、背骨の正しいポジションをキープできていれば、痛みやコリ、体調不良などは起こりにくいもの。けれど、長時間同じ姿勢での作業や、睡眠の質の低下、食生活の乱れなど、日常の様々な要因から背骨のねじれが引き起こされ、不調を生み出している。

「逆に言えば、ねじれを調整すれば不調の連鎖を断ち切れます」

そこで今回、読者に多い4つの体調不良のタイプ別に調整法を教わった。ただ、その前に必要なのが、背骨をゆるませること。

「日々緊張している背骨をゆるませてから個別の骨のねじれを調整すれば、効果が上がりますよ」

骨格の中心で全体を支える屋台骨

重力に抗い骨格全体を支える背骨は、頭蓋骨、肩の骨、肋骨など、各部位の骨の多くがつながる重要な箇所。背骨がねじれることで骨格のバランスが崩れ、筋肉や内臓にも影響が及ぶ。

筋肉とつながり、全身を動かす基本軸

背骨と筋肉は相互につながり合うことで支えられ、伸び縮みが可能になる。背骨がねじれると、筋肉はその状態で骨を支えようと緊張して硬くなり、痛みやコリを生む、という悪影響が。

中枢神経と末梢神経をつなぐ要塞

背骨の内側の管には、全身に指令を出す中枢神経を司る脊髄が通っている。また、背骨同士の隙間からは細い神経根が伸び、末梢神経が全身の筋肉や内臓につながっている。

最も太い血管の通り道をキープ

背骨のお腹側に沿って、体内で最も太い血管、腹部大動脈が通っている。背骨を正しい位置で維持すれば、血管の通りがしっかり確保され、十分な量の血液を供給し続けることができる。

膜で包まれた内臓を正しい位置にホールド

筋膜で包まれた内臓は、背骨の各椎骨にくっついてぶら下がっている。臓器に不調があると筋膜も縮んで硬くなり、関連する椎骨が引っ張られて背骨のずれの原因になることも。

金井良友さん せぼねじれ調整院Re‐Cure代表。背骨調整に特化した独自の施術で、痛みや不調の改善だけでなく、心への影響など、背骨調整の可能性を開拓。後進の育成にも励む。

トップス¥5,700 ボトムス¥10,000(共にスリア/インターテック)

※『anan』2017年10月25日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・原田ゆか 骨イラスト・野村憲司 作山依里(共にトキア企画) 取材、文・板倉ミキコ

(by anan編集部)


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