大きいだけじゃダメ? 男性が「バスト」に求めるものは…

2017.9.13
大きさ、質感、服の上からのライン…今、バストに求められるものは何か? 20~30代の男女各100人に赤裸々アンケートを実施しました。果たして結果は!?
バスト

Q1. あなたは自分の胸が好きですか?(※20~30代の女性100人対象)
A. 好き…7%、嫌い…39%、どちらともいえない…54%

実は「好き」な人が、潜在的にはもっといる!?

自分の胸が好きでも嫌いでもない人が多数派に。若者研究所の原田曜平さんは、

「今の時代、若い人たちは不特定多数の相手とSNSでつながっているため、目立つ発言や振る舞いをして炎上しないよう、控えめでいる傾向が。本当に自信がなくて『好き』だと言えないのではなく、謙虚さの表れとも感じられます」

下着メーカー、ワコールの村田美紀さんは、こんな風潮を指摘。

「ワイヤーの有無や小さく見せるタイプなど、昨今はブラの需要が多様化。つまり、理想の胸も人それぞれで、気になるところがあれば好きなところもある。結果、中庸な答えに集中しているのでは」

また、自信を持ち切れない理由は、胸の小ささ。「嫌い」や「どちらともいえない」と答えた人のネガティブな理由は、「小さいから」ということがほとんど。一方、「好き」という回答の中には「自分の体だから」とのコメントが。「個人のよさを尊重する社会的な風潮の中で、自分の胸もありのままを受け入れるという意見は今どきです」(村田さん)

Q2. いいな、と思うのはどんな胸ですか?(複数回答)(※20~30代の男女各100人対象)
A. 適度なサイズ…男性51%/女性37%、ハリがある…男性30%/女性36%、バランスがいい…男性40%/女性35%、質感がやわらかそう…男性31%/女性31%、健康的…男性14%/女性21%、大きい…男性21%/女性13%、小ぶり…男性13%/女性1%

無理せず、個々の体に合った胸が一番! 「若い男性の間でモテるのは、エロ感のない女性。肉感的な印象の『大きさ』をあげる男性が少数派なのは、そんな時代背景が影響しているのかも」(原田さん)。「ブラジャーは、高さを出すものより丸みのあるナチュラルなシルエットが好調に推移。『適度なバランス』など作り込まないバストに、女性の関心が向いているのも納得です」(村田さん)

Q3. 残念だな…と思うのは、どんな胸ですか?(複数回答)(※20~30代の男女各100人対象)
A. 垂れている…男性49%/女性44%、離れている…男性28%/女性29%、背中や脇の贅肉が目立つ…男性24%/女性26%、ゆさゆさした印象の大きすぎる胸…男性26%/女性16%、走っても揺れない小さな胸…男性30%/女性12%、ノーブラ…男性7%/女性11%、下着(パッドなど)で盛っている…男性21%/女性7%

だらしない、しかも老けて見えるのがNG。上位3つに対しては、「おばさんぽい」「太って見える」といった意見が多々。これについて、「問題は自分の体に合っていないブラをしていること」と村田さん。「たとえば丸胴の人は、その曲線によって胸が外向きになるので、寄せるタイプのブラをつければ、逆にきれいな谷間ができます。ブラは、サイズに加えて体にも合わせることが大切です」

その人の魅力の一部に胸がある、という感覚。

Q2では、「大きい」より「適度なサイズ」が男女とも高い支持。

「今、20代前半くらいの人の間でモテるのは、全体的な平均値が高い女性。そのため胸も、巨乳など突出した個性より、適度なサイズやバランスのよさが好まれやすいのでは。『バストがすてきな有名人』も、胸だけではなく、バスト込みのその人の魅力で選ばれているように思えます」(原田さん)

また、Q3からは“だらしない胸”が敬遠される傾向が。

「垂れる、離れる、贅肉は、ケア不足が原因かも。これらは加齢によっても現れるものなので、“老け”を想起させてがっかりされることもありそうです」(村田さん)

原田曜平さん 博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。国内外の若者文化を研究。「マイルドヤンキー」などの言葉の生みの親。Amebaでオフィシャルブログを開始。

村田美紀さん ワコール広報・宣伝部。店頭での販売員を経験後、現職に。体に合わせてくれるブラ「SUHADA」など、国内下着メーカー屈指のワコールならではの商品をPR。

ブラ¥18,000~ ショーツ¥10,000(共にランジェリーク/カドリールインターナショナル ランジェリー事業部 TEL:03・3461・7823)

※『anan』2017年9月20日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・メイ・パクディ 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)


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