「和柄」で開運をつかめ! “良縁成就”の意味があるのは…

2017.4.2
着物などに描かれる、日本古来の美しい和柄。そのひとつひとつに、実は開運の願いが込められていることを知っていますか?

「植物、動物、自然、器物、幾何学…。そういった日本の伝統的な図案のほとんどは、“吉祥紋様”と呼ばれる縁起のいい絵柄。昔の日本人は、それらの和柄を草木染で着物に施して纏うことで、強力な守りや開運のパワーを身につけて暮らしていたのです」(占い師・富士川碧砂[みさ]さん)

とはいえ、現代の私たちが着物をワードローブにするのは、なかなか難しいところ。

「和柄の力が宿るのは、何も着物だけではありません。紋様が描かれていたり、柄のモチーフそのものをかたどった小物を持ち歩くのもお守り同様に力を発揮します。気に入ったものを見つけて、暮らしに取り入れてみてください」

今回はそんな和柄の中から、「良縁成就」のパワーがある柄をご紹介。素敵な彼との恋愛や結婚はもちろん、仕事やプライベートにおける人間関係など、人との縁を呼び込みたいならこの和柄。

和柄

結び(むすび)

「結びの“むす”は新しい生命の誕生を、“ひ”は霊を意味することから、物事を生み出す力、つまり新しい縁が生まれることを表しているおめでたい柄。昔の人は手紙を細くたたんで結ぶ“結び文”をやり取りしましたが、縦に結ぶと事務的なもの、横に結ぶと恋文という決まりがありました。水引の結び方にもそれぞれに意味があります」おとなのぽち袋 あわじ、花(3枚入り/写真右上)各¥300(株式会社マルアイTEL:050・3360・5360)

千鳥(ちどり)

「単体もしくは総柄で使われることが多い千鳥ですが、本来は、2羽が波の上を飛んでいる姿を描いた柄なんです。これは、どんな荒波が来ても、二人一緒に乗り越えていけるような強い縁が結べるという意味を持ちます。かき氷のお店にある“氷”と書いた旗にも、波間を飛ぶ千鳥が描かれていることが多く、開運パワーを秘めています」家紋ぽち袋(3枚入り/写真右下)¥600(スパイラルマーケットTEL:03・3498・5792)

紫陽花(あじさい)

「藍色の小さな花が集まって咲くことから、“藍”が“愛”に通じるとして、愛情運をアップさせる力を持つ和柄といわれています。日本には古くから紫陽花を縁起植物として飾る風習がありました。半紙に包み、紅白の水引をかけて玄関に逆さに吊るすことで、良縁成就はもちろんのこと、厄を除け、金運を招き入れるとされています」手ぬぐい(写真左)¥1,070(SOU・SOU KYOTO 青山店TEL:03・3407・7877)

富士川碧砂さん 占い師。運命学や透視などで鑑定を行う。また、呉服屋の娘として生まれたこともあり、和の世界に造詣が深い。『神さまを100%味方にする開運和柄』(ヒカルランド)など著作多数。

※『anan』2017年4月5日号より。写真・五十嵐 洋 スタイリスト・西森 萌 文・重信 綾

(by anan編集部)

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