30歳までに売れなければ地元に帰る約束でした。
――M‐1グランプリでの優勝により、その名が全国に知れ渡りましたが、当時、何か変化はありましたか?
伊達みきお:それは、ごらんのとおり。
富澤たけし:ふふふ(笑)。
――人気が出て、チャカつきたいとは思わなかったですか?
伊達:ん? チャカつくって何ですか? 方言ですか?
――“チャラチャラする”という意味で、方言でもないです。
伊達:え、なんでそんな言葉使ったんですか(笑)。そういうことはないです。二人とも酒が飲めないしチャカつき方がわからないので。
富澤:その言葉、気に入ってんじゃねーかよ(笑)。
伊達:キャバクラも付き合いで行くのだって辛いくらい嫌いだし、男子校出身なこともあり、女性に対して緊張してしまうんです。
富澤:もっとカッコよければチャカついたのかもしれないですけど。
伊達:だから、1回もチャカついたことないです僕ら。…なんですか、チャカつくって(笑)。
――すみません(笑)。では逆に、芸人を辞めようと考えたことは?
伊達:僕らは30歳までに売れなかったら地元に帰ろうと約束していたんです。やはり見極めが大事な世界なので。そうしたら、まさに30歳となる2005年に『エンタの神様』への出演が決まり、2007年にM‐1グランプリで優勝して。辞めずに済みました。それまでは世の中への出方もわからず、毎年、もうダメかもしれないと思っていましたね。
――もし、地元に帰っていたら?
伊達:もともとサラリーマンをしていたので、普通に会社員ですね。
富澤:僕は、もし仙台に帰っていたとしたら、駐車場の管理人…。
伊達:ぶっ(盛大にお茶を噴き出す)。まだやるの!? こいつ、駐車場でしかバイトしてないんですよ。仙台でもそうで、東京に出て何のバイトをするのかと思ったら、また駐車場の管理人。それで30歳までお笑いを目指してダメならまた駐車場って。なんなの!?
富澤:働きやすいんですよ。居心地がいいし、煙草が吸えたりと自由がきく。ネタも書いてましたよ。
伊達:でも、仕事がなくなるという不安は今もずっとあります。
富澤:ほら、××××みたいなこともあるわけですからね…。
伊達:やめろ、書けないだろ。人気商売ですからね。水商売と同じで、いつお客さんが来なくなるかわかりませんから。
――今後の夢を教えてください。
伊達:“東を代表する漫才師”と紹介していただくことがありまして。それを聞くと、もっとネタの精度を上げないといけないな、とは思いますね。
富澤:あとは大河ドラマに出たいですね。やっぱり、伊達政宗とか。
伊達:いや、それは渡辺謙さんでいいだろ。それと、僕は立川志の輔師匠が大好きで。落語をやりながら全国を回り、チケットも常に売り切れ状態。そんな、落語だけで勝負をするみたいなスタイルは、夢ですよね。
【人気記事】
※情事の後みたい!? 男性がそそられる“艶っぽいヘア”の作り方♪
※【先出し情報】anan3月22日発売「呼吸と体幹。」特集の表紙がまた話題に!こんどは付録も!?
※「本当にメイクが下手だね」AAA宇野実彩子が過去を告白…