膣キュンが止まらない…! 何度もイッちゃう「ふたりが燃えた最高エッチ」

文・三松真由美 — 2021.8.12
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ハード系アダルトビデオ鑑賞が密かな趣味の24歳清楚系女性。それとは対照的な彼とのラブラブエッチに少し物足りなさを感じていたが…。三松先生が、ふたりが満足する最高のエッチができる方法を教えてくれます!

桃(24歳)彼とのセックス満足度レス。でも、彼からの意外なひと言で膣キュン!

セックス エッチ テク

【レスなひとびと】vol. 127


webデザイナーをしている桃は、ふんわり巻いたセミロングの茶髪がよく似合う清楚系。ひとは見かけに寄らぬもの。誰にも言っていない趣味がある。アダルトビデオの鑑賞だ。

女の子向けのアダルトビデオは進化している。カッコいい男優さんと、イチャラブエッチをするやつ。何も恥ずかしくない…はずなのに、やっぱり誰にも言えないのは、男性向けのハードな作品が好きだからだ。

検索ワードこそ言えないけれど、‟無理矢理〇〇される系”ばかり選んでしまう。うつ伏せになって、スマホの再生ボタンと、ローターのスイッチを同時にオン。後ろから突かれる女優さんの苦しそうな顔に自分を重ねて…あ〜ん、燃えるシチュエーションだわあん。

彼氏の悠歩とは、ちょっとSっ気のある目と言動に惹かれて付き合い始めた。誤算だったのは、エッチが‟ラブラブエッチ派”だったこと。

抱きしめて「桃、大好き」と言いながらイン。「気持ちいいよね?」と桃に共感を求めてくる。「うん…気持ちいい、気持ちいい」と共感するしかないじゃない。正直、エッチももっとSっ気があると思ってた。

ある日の正常位のフツーエッチ後、満を持して聞いてみる。

「悠歩は、好きな体位とかってないの?」

桃にも聞いてくれないかなという期待を込めて。

「う〜ん、正常位が好き」

予想通りの答え。まあ、そうだよねと思っていたら、続く言葉に予想外の膣キュン。

「エッチしてるときの桃の顔にめちゃくちゃそそられんの。桃、挿れたときに、ちょっと苦しそうな顔するじゃん。俺、あれがすごくよくて。深く挿れたときとか、早く動いたときとか、ちょっと嫌そうにしながら、でも微妙な顔するのがたまらないの。そういう顔されるとムラムラする。だから正常位が好き」

「え〜! そうなの!?」

悠歩にそんなふうに見られていたなんて、思いもしなかった。さっきのエッチでもムラムラしてくれてたと思うと興奮する。そんな桃を見て、蓮はまた「ほら、そういうリアクション、めちゃくちゃかわいい」と追い討ちをかけてくる。

「ちなみに桃は? 好きな体位、何さ」

ついでに言っちゃおう。頬を赤くしたまま。

「バック。ちょっと無理矢理されてる、みたいなのが好きで。本当はね、家でAV観てるんだ。でも悠歩が私の苦しそうな顔見て興奮してると思ったら、正常位もめちゃくちゃいいって気がしてきた」

その後、二人でエッチ動画の「バックでしている苦しそうな表情女優」を探して鑑賞。観ていたら膣キュンが止まらない。悠歩も、鼻息荒い。

2回戦目突入。悠歩の視線にいつもよりずっと感じてしまって何度もイク。バックのあと、正常位で「桃の感じてる顔、よく見せて」と顔をグイッと向けられて、目が合ったままフィニッシュ。勇気出して聞いてみて、よかった。


【三松さんからのコメント】
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たかが体位、されど体位。勇気を出して聞いてみた桃さん、エッチに妥協しない姿勢がナイスですね。

聞くタイミングをエッチのあとにしたのもいい。相手を傷つけてしまうリスクがある話をするときは、カラダが触れ合った状態でするのがオススメです。「敵対したいわけじゃないよ」というスタンスのまま、話が進むので。

相手の好きな体位は知っていても、なぜそれが好きなのかまでは知らないカップルも多いのでは。桃さんのように、性の嗜好という気持ち的な理由もあります。一方で「この体位だと、ここに当たって気持ちいい」などカラダ的な理由もありますね。

「ねえ、騎乗位が好きって言ってたじゃん、なんで?」なんて、くっつきながらかわいく聞けば、エッチの満足度向上間違いなしです。

ちなみに。「嫌そうにする」とき、本当に嫌だったり、痛かったりすることもあるのでよく観察を。我慢が重なって、ある日爆発することもある。エッチの要望は、素直に言い合える関係でいたいですね。

「エッチの満足度レスだよう、とちょっとでも思ったらまずはゴロニャンで質問してみよう。相手の本音をキャッチするんだ!」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。


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三松真由美 note 恋と結婚とエッチのテーマ更新中
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「君とはもうできない」と言われまして


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