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気を養うためにツボにできることとは?
東洋医学の考えを反映させたツボ療法。全身に361個あるツボの必要な箇所を刺激することで、滞っていた“気”“血”を流し、足りない部分には補うように促す。
「免疫を整えたいなら、“気”を養うことが必要だと思いますが、そもそも“気”を生み出す大元は食べ物。そして、食べ物を“気”に変換させるには胃腸の消化力が必須です」(鍼灸・あん摩マッサージ指圧師・柳本真弓さん)
ツボを刺激すれば、気を補ったり、消化力のサポートもできる。
「整体やマッサージでツボを刺激してもらっても効果はありますが、セルフケアで日々こまめに刺激する方が体調改善を促せます。イタ気持ちいい刺激を与えましょう」
今回は柳本さんに、気を生み出す胃腸のケアに適したツボ、カラダの邪気を追い払ってくれるツボ、自律神経を整えるツボなど5つのツボを紹介してもらった。ツボのセルフケアが習慣化すれば、日によって違う反応を感じたり、自分のカラダの変化に敏感になれる。
「5つ全部でなくてもいいので、毎日続けてみてください」
こまめに押したい免疫ケアに役立つツボ5選。

【足三里(あしさんり)】胃腸の働きを活発にして、“気”を生み出す。
胃と関係が深い経絡に属すツボ。食欲不振や胃もたれ、消化不良などの胃腸の不調全般に効果を発揮。刺激することで気の不足も補える。膝の皿のすぐ下にある外側のくぼみから約5cmほど下。前脛骨筋の上あたりに、押すとジーンとくるツボがある。

【尺沢(しゃくたく)】花粉症など、粘膜系のアレルギー症状緩和に。
呼吸器系の不調や免疫力低下による症状の緩和に効果的なツボ。のど、鼻などの粘膜のバリア機能を高めてくれる。手のひらを上にして肘を曲げた時にできるシワの上、親指側にある筋肉の外側にある。腕を掴むようにして、親指を使い程よい強さで押す。

【太衝(たいしょう)】気血の巡りを改善し、イライラ対策にも最適。
気血の巡りを良くするツボ。血行不良にも効果的で足の冷えにも効く。また、肝臓や目など、日頃酷使している部位をいたわりたい時に。足の親指と人差し指の間から、親指の骨に沿ってなぞると指が止まる部分。親指と人差し指の骨が交わる手前にツボがある。

【百会(ひゃくえ)】頭が軽くなり、自律神経を整えてくれる。
百のツボが会うという意味で、万能のツボ。顔の中心のラインと、左右の耳を結んだラインが交わる位置にある。気の集まるところで、自律神経の調整やストレスケアに効果的。指の腹を使い、優しく真下に向かって押したり、円を描くようにマッサージする。

【合谷(ごうこく)】邪気を追い払い、免疫力を上げていこう。
全身の痛みや不調を和らげる重要なツボ。気を補い、入ってきた邪気を追い払う効果も。手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる手前、人差し指側にある。反対の手の親指を使い、人差し指に向かって押し込むように刺激する。
PROFILE プロフィール
柳本真弓さん
鍼灸・あん摩マッサージ指圧師。鍼灸専門治療院「目白鍼灸院」院長。医療リンパドレナージセラピストとしても活躍する。『あしたの生活 指3本で確実に捉える 不調に効くツボ』(NHK出版)など著書多数。
anan 2439号(2025年3月19日発売)より