【女性の防災対策】防災バッグに備えておきたい“フェムケアグッズ”6つ

ウェルネス
2024.04.09
被災時は女性特有の不調が3倍に。万全の備えで不安を軽減!

能登半島地震で、避難所でのナプキン配布問題が注目を集めた。女性の防災対策に詳しい冨川万美さんは、「配布する男性がナプキンは1日1枚でいいなどと誤解している場合は実際にある」と語る。

「必要最低限の生理用品は自分で準備を。持ち出し用として防災バッグに1~2日分を入れておきましょう。安全確認後は自宅に戻る場合が多いので、自宅に2周期分ほど備蓄をしておくと安心です」

防災バッグに入れておきたいフェムケアアイテムは他にもある。

「大判ガーゼは、ナプキンや包帯の代わりにできて便利。体育館などの避難所は底冷えするため、カイロや靴下など体を温めるアイテムも。入浴ができず不衛生な状態が続くと腟炎などの原因にもなるので、デリケートゾーン用ふきとりシートで清潔に保ちましょう」

被災時はストレスで、女性特有の不調が通常時の3倍になると想定しておいたほうがいいそう。

「そのため、メンタル面のケアも重要。スキンケアアイテムやアロマオイルなど、使い慣れていてリラックスできるものを用意して、不安を和らげましょう」

防災バッグに備えておきたいフェムケアグッズ

femcare

A【消臭機能付きポリ袋】使用後のナプキンはニオイを抑えるため消臭効果のあるポリ袋に。

B【大判ガーゼ】ナプキンや包帯にもなる万能アイテム。どちらも100円ショップなどで購入可能。

C【痛み止め】被災時の生理痛に備えて。ロキソニンSプレミアムファイン〈第1類医薬品〉12錠入り¥768(第一三共ヘルスケア TEL:0120・337・336)

D【使い捨ておりものシート】便利な2枚重ねのおりものシート。サラサーティコットン100 2枚重ね 72枚(36組×2枚)¥550(小林製薬お客様相談室 TEL:0120・5884・06)

E【使い捨てカイロ】避難所の冷え対策に。命の母カイロ(貼るタイプ)10個入り¥847(小林製薬お客様相談室 TEL:0120・5884・35)

F【デリケートゾーン用ウェットシート】断水時もデリケートゾーンを清潔に。ソフィ デリケートウェットシート 無香料 12枚入り(6枚入り×2個)¥218*編集部調べ(ユニ・チャームお客様センター TEL:0120・423・001)

冨川万美さん 東日本大震災後、被災者の声をもとに防災活動を行うNPO法人ママプラグの理事を務める。自ら考えて動く“アクティブ防災”を提唱。ママプラグとして著書に『子連れ防災BOOK』(祥伝社)。

※『anan』2024年4月10日号より。写真・中島慶子 取材、文・音部美穂

(by anan編集部)

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