
湯船で温まり、水風呂で体を締めるの繰り返し! この入浴法を銭湯で実践しているのが、桶美さん。銭湯で行う良さなどについて、教えてもらいました。
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お話を伺った方
Profile
桶美
温浴施設愛好家、一般社団法人日本温冷浴協会代表理事。365日ほぼ皆勤で銭湯へ通う。風呂をテーマにした音楽レーベル〈桶 MUSIC FACTORY〉も主宰。@cycroc
フィットネス気分で、 湯船と水風呂を往復!
今や1年365日銭湯に通うという温浴施設愛好家の桶美さんが、温かい湯船と冷たい水風呂に交互に入る温冷浴を行うようになったのは、今から13年ほど前のこと。
「その前から銭湯に通い、サウナで体を温めて水風呂…とかはやっていたんですが、そんな中で13年ほど前に大阪の『末広温泉』で“西式温冷浴”というものに出合いました。これは温浴1分&水風呂1分を10回繰り返す入浴法で、やってみると、温浴で体が芯から温まり、そこで水風呂に入ることで頭がスコーンとなるほど気持ちよかった。以来すっかりハマってしまいました」
銭湯で温冷浴をするメリットについて聞いてみると、「健康ランド的なところは湯船と水風呂が遠い場合もあり、湯船間の出入りがしにくいことも。また湯や水の温度が特にきちんと管理されているところもいい。まずは週に1回程度、フィットネス感覚で始めてみるのをおすすめします」
桶美さん流 温冷浴の心得。@銭湯

① かけ湯
湯船に入る前に足元から順に肩までかけ湯をし、しっかり体を温めます。そして髪&体を洗い、汚れを綺麗に落としましょう。
② 温浴
肩までしっかり浸かり体を温めます。額から汗が滲んできたら出る合図。熱めの湯なら1分、そうでない場合は2〜3分浸かりたい。
③ 冷浴
次は水風呂へ。できたら1分しっかり浸かりたいものですが、慣れないうちは無理せず短い時間でもOK。火照りが引いたら温浴へ。
④ 繰り返し
温浴・冷浴を交互に繰り返しましょう。5回〜10回程度が理想。体調に問題がなければ、何度繰り返してもいいそうです。
⑤ 仕上げ
最後は必ず水で終わるのが桶美さんスタイル。体の芯はぽかぽかですが毛穴が締まるので汗知らず。多幸感に包まれます…。
早坂先生のひとことメモ
銭湯で温冷浴を行う場合、何を意識したらより効果が高まる? 早坂さんからアドバイスをいただきました!
お話を伺った方
Profile
早坂信哉
温泉療法専門医、東京都市大学教授。25年以上にわたり、7万人を超える入浴習慣を医学的に調査してきた“入浴のスペシャリスト”。著書に『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(アスコム)などが。
Memo
① かけ湯&かけ水はマストで!
「かけ湯には、“湯船の湯に体をならす”という意味が。手桶で10杯ほどザバザバと手足の末端からかけ、体全体がゆるっと温まったら湯船へ。ちなみに水風呂に入る際も、かけ水をするのをおすすめします」
② 湯船の広さを活かしぷかぷか浮く
「手足を伸ばすだけでもリラックスできますが、頭を湯船の縁に乗せ腰を浮かせる“浮遊浴”は、よりリラックスできる入浴法です。足先まで浮かせずに、足の裏は底につけ、膝から上を浮かせるイメージで」
③ シャキッとしたい人は水で締めて
「最後を水風呂にすることで、交感神経が優位な状態でお風呂から上がることに。意識がシャキッとするので、そのあとにひと仕事する、またはすぐに眠らないといった場合にはよいと思います」
わざわざ行きたい、東西の名物銭湯5選
銭湯推しの桶美さんに、温冷浴を実践するのにおすすめの銭湯を推薦してもらいました。東京で3軒、関西で2軒。いずれも個性あふれる浴場です!
蒲田温泉(東京)
温泉の黒湯と水風呂、湯上がりは大広間でのんびり

昭和12年創業、フミン酸という有機物が溶け出した天然温泉、しかも源泉の“黒湯”に入れる銭湯。湯は熱く水風呂はしっかり冷たいので、温冷浴にぴったり。● 東京都大田区蒲田本町2-23-2 TEL. 03-3732-1126 10:00~24:00 無休 入浴料・大人 ¥600 https://kamata-onsen.com
月見湯温泉(東京)
お肌がつるすべになると評判の、天然温泉

東京・下高井戸にある、その名の通り天然温泉の銭湯。「温度の高い“あつ湯”は45℃で、冷鉱泉使用の水風呂は冷たすぎないので初心者にも嬉しい」と桶美さん。● 東京都世田谷区赤堤5-36-16 15:30~23:00 月・火曜休 入浴料・大人 ¥600 https://tsukimiyu.com
寿湯(東京)
開放感ある露天風呂が自慢。美しい壁絵も見どころ

宮造りの玄関、湯船の壁の富士山の絵など、銭湯の魅力が満載! こちらの水風呂も天然の地下水を利用。日替わりの薬湯もファンが多い。上野駅から徒歩圏内。● 東京都台東区東上野5-4-17 TEL. 03-3844-8886 11:00~翌1:30 第3木曜休 入浴料・大人 ¥600 https://kotobukiyu.jp
新地湯(京都)
レトロなデザインが魅力的な、伏見の名水に浸かれる銭湯

昭和6年創業の銭湯は、熱いお風呂はもちろん、酒蔵の仕込み水と同じ水質の地下水かけ流しの水風呂が人気。クラシックレトロな浴室で、温冷浴が楽しめます。● 京都府京都市伏見区南新地4-31 TEL. 075-611-1652 16:00~22:00 日・月曜休 入浴料・大人 ¥550 @kyoto_shinchiyu
末広温泉(大阪)
温冷のコントラストが強烈。ここが西式温冷浴の聖地!

湯温45℃以上、“大阪一熱い風呂”といわれるお湯と、地下150mから汲み上げた天然地下水を使った水風呂がある。多くの人が温冷浴を行っている。● 大阪府大阪市平野区背戸口2-1-19 TEL. 06-6703-5356 14:00~24:00 金曜休 入浴料・大人 ¥600 https://suehiro-onsen.net
anan 2510号(2026年9月2日発売)より
































