日記を書いてみたいけれど、何を使えばいい? シールや写真を貼りながら楽しむアナログノートから、メモアプリやブログサービス、SNSまで。日記専門店「日記屋 月日」ディレクターの久木玲奈さんと、日記をもとにした書籍を発表しているライターの小沼理さんに、それぞれ日々の記録におすすめのツールを教えてもらいました。自分に合った道具を見つければ、日記はもっと気軽で楽しいものになるはず。
Index
① Redstone Diary 2027:Living Well
「近年はアートブックをつくる感覚で日記を楽しむ人も増えています」(久木さん)。
中でも、高い人気を誇るのが、ロンドンの出版社「レッドストーン・プレス」が20年以上にわたって刊行を続けるクリエイティブなダイアリー。テーマに沿って世界中のアーティストや作家たちの写真、絵画、詩、文章などを収録し、ページをめくるたびに、時代や国境を越えたさまざまな表現と出合える。テーマは毎年変わるため、買い続ける楽しみも。
「ページのデザインそのものがユニークで、書く気持ちを後押ししてくれる。日々の記録を書き込むだけでなく、眺める楽しさも味わえる、アートブックのような魅力があります」(久木さん)
② Sofia Coppola|Important Flowers Planner 2026
映画監督のソフィア・コッポラが手がけるプランナーは、スケジュール管理のための手帳でありながら、彼女らしい洗練された美意識が随所に感じられる。予定を書くだけでなく、その日の気分や印象に残った出来事をメモする、軽やかな日記帳として使う人も多いそう。
「手帳の余白にひと言書き留めることも立派な記録。そんな日記の自由さを教えてくれるアイテムだと思います」(久木さん)
③ 堀道広 スロージャーナル 家
漫画家の堀道広さんが手がけるジャーナルノート。罫線や日付欄などの制約がほとんどなく、思いついたことを自由に書き込めるデザインが特徴。
「日々の断片をコラージュするように記録できる。余白のスペースも多く、イラストを描いてもいいし、その日の献立や読書メモを書いてもいい。写真やショップカード、シールなどを貼ってもいい。日々の出来事を言葉だけでなく、モノや視覚的な記憶とともに残せるのが魅力です」(久木さん)
④ Obsidian

ローカル環境で、アイデアやメモを蓄積・整理できる多機能ノートアプリ。画像やファイルを貼り付けたり、無料のコミュニティプラグインを追加することで、カレンダー、タスク管理、AI連携など、自分好みの使いやすいツールにカスタマイズできる。ライターの小沼理さんは日々のメモに活用しているそう。
「アプリをスマホのウィジットにしておけば、タップするだけですぐにメモを取れる。また、書いた内容を時系列で蓄積しているため、日記の下書きが簡単にできるイメージです。日記向けというわけではないけれど、文章を書くハードルが低く、手軽。ワード検索もできるので、“あの店で食べたメニューってなんだっけ?” と過去の記憶も管理・検索しやすいのが魅力」(小沼さん)。
デジタルで気軽に続けたい人や、日記とメモの境界を行き来しながら記録したい人におすすめ。
⑤ ブログやSNSの限定公開
文章や写真を手軽に発信できるメディアプラットフォーム。記事を公開するイメージが強いが、下書きや限定公開を利用すれば、自分だけの日記として使うこともできる。また短い文章で気軽に記録を残せるSNSは、つぶやき感覚でその日の感情や記録を手軽に書き込める。
「ブログ形式で日記を続ける魅力の一つは、タイトルをつけること。その日をひと言で表現しようとすることで、何が印象に残ったのかを自然と振り返る習慣が生まれるはず。日記のためだけに鍵アカを作り、フォロワーゼロの状態でSNSを使っている人も少なくないでしょう。スマートフォンを開いて数行書くだけなので、ノートを広げるよりも手軽に続けられる。その日に見た景色や感じたこと、ふと浮かんだ考えをメモのように残していけば、それだけで立派な日記になります。“毎日書かなければ”というプレッシャーがなく、まずは記録する習慣を身につけたい人に」(小沼さん)
まとまった文章を書きたい人や、いつか誰かに読んでもらう可能性を残しながら記録したい人にぴったりだ。






























