文/桐生奈奈子
オシャレに見える「マフラーのサイズ」は?
グッと冷え込み、冬本番の装いが必須になってきましたね。そこで役立つのが“マフラー”。最近はいろいろな種類やサイズがあり、どれを買おうか悩みますよね。できれば、これから先もずっと愛用できるお気に入りを探したいところ。
それでは、羽織りや定番の巻き方にベストなマフラーのサイズや使い方を紹介していきます。
コンパクトに仕上がるのは「24×176cm」!
こちらのマフラーのサイズは24×176cm。サッと垂らすように首に巻いて、縦長のシルエットを作りたいときに便利! ワンループ巻きもできますが、ボリュームを出せないため、素材によってはチープに見えることも…。
そのため、襟付きのステンカラーコートの中に入れ込むように巻くのがおすすめです。
ちなみに、ブラックコーデの多い筆者にとっては、このボーダー柄がアクセントとしても使いやすい一品です。
羽織り用として活躍するのは「74×123cm」サイズ!
こちらは、雑貨屋さんなどでも購入できる大判ストール。ひざ掛けやブランケットとしても使えるアイテムです。
サイズは74×123cm。やや厚みのある素材のため、肩から羽織るように巻くのがいいでしょう。
買い物やちょっとしたお出かけなど、コートなしでニット×ストールで出かけるときにも活躍してくれるサイズ感ですよ。
マフラーの魅力を最大限に堪能できる… 筆者のベストは「70×180cm」!
70×180cmのサイズだと、いわゆる大判マフラーと言われるカテゴリーに分類されるでしょう。ワンループ巻きを極めたいなら、やっぱりこのサイズ感が安心!
ちなみに、ファッション通から人気の『Acne Studios(アクネストゥディオ)』のマフラーは、70×200cmです。二つに折り込んでも長さがあり、首に巻くときも窮屈感なく、十分な長さがあります。ボリューム感が出せて、グッと冬らしさあふれるスタイリングを叶えてくれますよ。
失敗知らず! 動いても外れにくい「ワンループ巻き」
では、飽きがこない巻き方のバリエーションを習得していきましょう。まずは定番である「ワンループ巻き」。
「ワンループ巻き」という言葉を知らなくても、オーソドックスな巻き方なので、みなさんも日常的にやっているかもしれませんね。
筆者の自己流ですが、ワンループ巻きのコツもご紹介します。
STEP1:ざっくり半分に折ってタグ部分を持つ
まず、横幅を半分に折り込みます。後ほど調整できるので、この時点ではざっくりとでOK!
タグを見せたい場合は、タグの位置をチェックしておきましょう。片手で持っておくと見失わずに済みますよ。
STEP2:半分に折って首の後ろへ
次にループ(わっか部分)を作るため、半分に折ります。そして、首の後ろに持っていきましょう。
STEP3:ループ(わっか部分)に手を入れて引き出す
ループ部分に手を入れて反対側のフリンジ部分を、ループ部分から引き出します。
STEP4:形を整えて完成!
フリンジがそろって見えるとキレイです。結び目にヨレがないかもチェックするといいでしょう。
首元をギュッと締めるようにして巻くと、保温性が高まり、暖かみを感じます。逆にゆるく結ぶと、マフラーの存在感をアップさせることもできますよ。
簡単なのに差がつく! ひと手間加えた「マフラーの巻き方」
続いて、ブローチを付けたアレンジを紹介します。ブローチがアクセントになって、いつものマフラーコーデも違った雰囲気に仕上がります。
STEP1:長さを調整して首にひと巻き
軽く2つに折り込んで首にひと巻きします。
長さはアンバランスになるように巻きましょう。今回は左を長めに、右を短くさせました。
STEP2:両端をクロスさせる
フリンジの角度に注意しながら、両端を持って交差させます。
STEP3:ブローチを付ける
交差させ、重なり合ったマフラーの部分にブローチを付けましょう! 写真のように、左上につけるとバランスがいいですよ。
大判ストールには、やや大ぶりなブローチのサイズ感がぴったり。直径5cmほどのブローチだと、大きすぎず小さすぎずベストです。
上質な大判マフラーで冬コーデを楽しもう!
店頭で見かけると、大判マフラーは大きすぎると感じることもあるでしょう。ですが、マフラーはボリューム感が重要。また、暖かみにあふれ、洗練されたスタイリングを実現したいのなら、ふっくらしたカシミア入りなど、上質な素材感を選ぶことも頭の片隅に入れておくといいかもしれませんね。
毎年買い替えるのではなく、一生もののマフラーとして長く愛せるモノを見つけながら、アレンジを楽しみましょう。