「人それぞれの性格に個性があるように、ひらめき方にもその人のクセが表れるもの。そしてそれは、“脳の使い方”の違いによるものなのです」とは、医学博士の加藤俊徳先生。
加藤先生によると、脳の機能は視覚系、思考系、運動系など、働きを担う場所によって、8つの領域に分類できるそう。
「これを、私は“脳番地”と呼んでいます。8つの脳番地はさらに大きく、『思考』『感情』『情報処理』という3つのエリアに分けることができ、これは脳の構造ともほぼ一致します。3つのエリアの使い方は人それぞれ異なり、『思考』と『感情』の2つが発達している人もいれば、『情報処理』だけが突出している人、すべてのエリアがバランスよく使えている人などさまざまです。つまり、自分の脳のどのエリアが発達しているかを知ることによって、ひらめき方のコツや傾向を知ることができるのです」
3つのエリアから、脳の使い方をチェック。
思考エリア
思考系脳番地、運動系脳番地、伝達系脳番地のこと。脳の働きではアウトプットに当たる。考える、決断する、行動する、計画する、話す、伝えるなど、外に向けて行うさまざまなアクション全般をつかさどる。脳の前側に集まっている。
感情エリア
感情系脳番地のこと。相手の感情を受け取り、同時に自分の感情を表現する機能を担うことから、脳の働きとしては、インプット、アウトプット両方の側面を持つ。脳の前側と中ほどに散らばって存在する。
情報処理エリア
視覚系脳番地、聴覚系脳番地、理解系脳番地、記憶系脳番地のこと。脳の働きではインプットに当たる。五感を通じて情報を取り込み、それを分析したり、理解したり、記憶する機能を担う。主に脳の後ろ側に集まっている。
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