【京都】『よーじや』との夏限定コラボルームも! 夏の祇園を満喫する6スポット

ライフスタイル
2023.07.02
うだるような暑さの夏の京都には、涼を求めた先人たちの知恵があちこちに。祇園祭とともに訪ねたい祇園。ご利益を求めてお参りしたい神社仏閣の門前には、おいしいものも、涼やかなものもたくさん。涼を取りながら巡りたい、開運の旅を提案します。

【祇園】いつも新鮮な発見のある八坂神社のお膝元。

夏の京都といって、まず思い浮かぶのは祇園祭。34基もの山鉾が街を巡る山鉾巡行や、神輿が街を練り歩く神輿渡御(みこしとぎょ)をはじめ、7月の1か月にわたり繰り広げられる祇園祭は八坂神社の祭礼。となればまずは祇園へと足を運びたい。花街でもある祇園は、伝統的な風情を残す街並みのなかで、いつだって新しいものを取り入れてきた。100年続く老舗が将来へと思いを馳せて新展開を行ったり、歴史ある建物がリノベーションで生まれ変わったり。早朝の静かな街を散策し、心おだやかに八坂神社へ参拝するホテルのアクティビティもある。舌の肥えた祇園で、評判のスイーツも見逃せない。

伝統と新しさと。両方を満喫できるのが祇園町のなによりの魅力。

OMO5(オモファイブ)京都祇園 by 星野リゾート

限定コラボルームや朝まいりで街に深くコミットするホテル。
八坂神社西門からすぐのロケーションが贅沢な祇園ステイ。提灯や簾に彩られた畳張りの客室や、門前の茶屋をイメージしたパブリックスペースが、気持ちを盛り上げてくれる。さらに外せないのが無料で参加できる「祇園うるわし朝まいり」のアクティビティ。賑わう京都もまだ静かな早朝、ガイドに案内されながら散策し、神社仏閣へお参りするひとときは、すっと心が癒される時間。あぶらとり紙の老舗『よーじや』との夏限定コラボルームにも注目を。

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「よーじやべっぴんルームステイ」プランでは夕涼みアイテム、スキンケア用品、チョコミントスイーツを満喫。1室2名1泊朝食付き1人¥16,000~。

Entame

四条通に面する。

Entame

OMOレンジャーと呼ばれるスタッフがご近所のガイド役。

TEL:050・3134・8095 東山区四条通大和大路東入祇園町北側288 IN15:00、OUT11:00 客室36室 
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5kyotogion/

K36 The Bar & Rooftop(ケーサーティシックス ザ・バー&ルーフトップ)

法観寺・八坂の塔を間近に眺めるルーフトップバー。
昭和8年に建てられた元清水小学校の校舎をコンバージョンして登場した「ザ・ホテル青龍 京都清水」。その4階に作られたバーは、京都を代表するバー『K6』の西田稔さんがプロデュースする。窓や梁に教室の趣を残す『The Bar』と、屋上に作られた開放感ある『Rooftop』。高い建物の少ない京都にあって目の前に法観寺・八坂の塔、遠くには京都タワーの姿も見える『Rooftop』からの眺めは希少なもの。暮れゆく京の街並みを心に焼き付けたい。

Entame

フローズンのモヒート(¥1,430)は、たっぷりのミントをクラッシュしながら味わう。

TEL:075・541・3636 東山区清水二丁目204‐2 ザ・ホテル青龍 京都清水4F 15:00~24:00(フード23:00LO、ドリンク23:30LO) 不定休 https://stillfoods.com/k36/

museum shop Zplus(ミュージアムショップ ジープラス)

誰かに贈りたくなる小さな土産が並ぶミュージアムショップ。
くずきりで知られる老舗菓子司『鍵善良房』が、祇園町で育まれてきた文化を次世代へと受け継ぐため開いた美術館「ZENBI‐鍵善良房‐KAGIZEN ART MUSEUM」。そこに併設されたミュージアムショップは“手のひらに乗るギフト”がテーマ。代表菓の干菓子・菊寿糖を小さく仕立てた小菊や、『染司よしおか』で誂えた葉文香や葉しおり、型絵染作家・関美穂子さんのマッチなどが揃う。月替わりで2種類が登場する菓子は、小箱の中から現れる季節が美しい。

Entame

6月の飴雲、うつろひ各¥900。

TEL:075・708・7311 東山区祇園町南側570‐107 10:00~18:00 月曜(祝日の場合は翌平日)休 Instagramは@museumshop_zplus

かぎ甚

京の白味噌の水ようかんに、夏の意匠の干菓子選びも楽しい。
大正11年創業の菓舗で夏に手に入れたいのは、京都らしさを感じる白味噌の水ようかん。愛用する料理人も多い『山利商店』の上品な白味噌を、備中白小豆のこしあんに合わせた。ほんのりした塩気が奥行きのある味をもたらし、添えられた柚子の皮や粉山椒で変化する味わいもまた楽しい。共に手に入れたいのは、自由に選んで一つから買うこともできる干菓子。夏なら鮎や貝、波など好みの意匠を組み合わせれば、涼しげな景色が皿の上に現れる。京都の夏の楽しみ方を知るひととき。

Entame

白味噌水ようかん(¥972)は木箱入り。好みの量を掬って盛り付ける。8月末までの販売。

TEL:075・561・4180 東山区大和大路通り四条下る小松町140 9:00~17:00(火曜~16:00) 水曜休、ほか不定休 https://kagijin.jp/

いづ重

趣ある新たな空間で夏だけの京寿司を頬張る。
京寿司の老舗が空間を一新。「元の建物の梁など木材は余すところなく使って、京寿司が引き立つ空間を考えました。建て替える際に井戸を掘ったら、八坂神社での祈願もあって、とてもいい水が出たんです」と店主の北村典男さんが嬉しそうに教えてくれた。昔ながらの薪の竃・おくどさんも再建し、井戸水を使って作られる京寿司はその場で食べるのも、買って帰るのもいい。迷ったらまずは塩焼き鮎の姿寿司や笹巻き寿司など、夏の味から選びたい。

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手前から時計回りに、青じその酢で味わう、あゆ姿寿し¥1,210。8月中頃まで。ふき味噌を合わせた、あゆ笹巻きは3個¥1,122 。10月頃まで。シマアジのバッテラは青じそが味のアクセント、アジ寿し¥1,650。

TEL:075・561・0019 東山区祇園町北側292‐1 10:30~19:00(イートイン18:30LO) 水・木曜休 https://gion-izuju.com

Harmonika(ハーモニカ)

路地奥の複合ショップで、レストラン仕込みのデセールを。
店主の松本泰さんはフレンチレストランで料理からデセールまでを担当してきた経歴の持ち主。運ばれてきた瞬間、歓声をあげずにいられないデザートは、料理人ならではの感性で繊細に構成されている。たとえばライチを添えるのも、泡状のものとジュレ状のものを両方使うことで、口に広がるタイミングをずらすといった具合。旬の果物を主役に幾重にも味を重ねて完成するデザートは、レシピを残さないというから一期一会。出合いを逃さず味わいたい。

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マンゴープリン¥1,400。他に焼き菓子も。

TEL:050・3551・8625 東山区亀井町43‐2 GionNaito 123 Market内 11:00~18:00 火曜休 Instagramは@harmonika_kyoto

※『anan』2023年7月5日号より。写真・わたなべよしこ 取材、文・大和まこ

(by anan編集部)

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