新サービスが続々登場。今こそ恋活の始めどき!
「恋はしたいけれど出会いがない」「今の状況下だと進展は難しそう…」。そんな不安のせいで、恋活に興味があっても実際の行動となると積極的になれないことも。
「今は出会いのサービスが充実しているうえ、コロナ禍で恋愛に安定を求める男性が増えているので恋活を始めるにはいいタイミング。リアルな声を聞くと、やはりフットワークが軽い女性ほど迅速に恋を掴んでいます。悩むよりもまずは気軽に始めてみては」(恋愛アドバイザー・田中絵音さん)
そこでここでは、恋活ビギナーのための秘策をご紹介。恋活中に抱えがちなお悩みをピックアップし、その解決方法をレクチャーします。
「恋活って、本来とても楽しいもの。いろいろな人と出会えるから、自分の学びたいことを教わったり、趣味を広げたりする機会でもあるんです。なので、“自分にプラスになる人や場を探しながら、ついでに恋活をする”くらいの軽やかなマインドで臨んでみて」(婚活コンサルタント・澤口珠子さん)
気負わず楽しむことで、結果的に自分らしい出会いに繋がるはず。
自分の恋のハードルを下げる
恋活に踏み出せない理由は様々だけれど、実は頭の中で勝手にハードルを上げてしまっている場合がほとんど。自分自身を冷静に見直すことで、対処法が見えてくるという。
「例えば“出会いがない”とか“知らない人に会うのは不安”という人は、恋に受け身なタイプ。まずは気軽に人と会うモードに切り替え、可能な範囲から行動を」(田中さん)
また、状況を捉える視点を変えてみることもハードルを下げる秘訣。
「“コロナで活動できない”と考えるより、オンラインデートのように“今ならではの恋活”を楽しむほうが建設的。“好きなタイプがわからない”ならば、逆に今まで興味を持ったことがないタイプの人に会って自分の世界を広げるのもいいですね。柔軟に考えることで、恋の可能性がグンと広がります」(澤口さん)
恋のハードル1:身のまわりにいい出会いがない
こんな人が当てはまるかも!
□周りにタイプの人がいない
□いつも同じメンバーとしか会っていない
□「出会いの場」だけで頑張っている
ハードルを下げるコツ:とりあえず一人行動をしてみる。
「常に友達と行動していると、出会いの場に行っても友達と盛り上がって終わりがち。マンネリな行動パターンを変えるためにも、まずは一人で新しいコミュニティやバーに入ってみましょう」(澤口さん)。また、普段から恋活モードでいることも重要に。「ただ道を歩いている時も“出会いがあるかも”という気持ちでいることで、キャッチ力が上がります」(田中さん)
恋のハードル2:よく知らない人に会うのが不安
こんな人が当てはまるかも!
□デートといえばディナーだと思う
□オンラインの出会いに不安がある
□相手に流されやすい
ハードルを下げるコツ:昼間、駅チカ、お酒抜きからスタート。
オンラインでの出会いのように初対面の相手の場合は、心配要素をできるだけ取り除いた場を自ら指定すると◎。「初回のデートは明るい時間に人が多いカフェなどでお酒抜きのランチがオススメ。タクシー移動を避けるため、駅近くのお店にしましょう。そうやってきちんと安全を確保してまずは3人ほど会ってみると、次第に慣れて不安が和らぎますよ」(澤口さん)
恋のハードル3:自分の趣味も大切にしたい
こんな人が当てはまるかも!
□趣味と恋は両立できないと思っている
□自分の趣味を相手に隠しがち
□趣味以外にかける時間がもったいないと思う
ハードルを下げるコツ:趣味をSNSにアップするだけ。
「自分を満たす時間を持つ人は相手から見ても魅力的なので、趣味は大切にすべき。むしろ、一緒に楽しむ新しい友達を見つけるくらいの気持ちで恋活するといいのでは」(澤口さん)。手軽なのはSNSに情報をアップする方法。「コメントのやり取りが生まれ、恋に繋がる可能性アリ。共通の話題になりやすい人気ジャンルでいうと、サウナなどもいいですね」(田中さん)
恋のハードル4:お金をかけたくない
こんな人が当てはまるかも!
□デートの前は服を新調しがち
□コーディネートを組むのが苦手
□相手の好みに合わせなきゃと思う
ハードルを下げるコツ:制服を3パターン用意。
いわゆる“モテ服”を買うことに抵抗がある人も多いけれど、「恋の間口を広げるという意味では、清楚系の服装はやっぱり効果的。一般ウケしない服で何度も出会いの場に臨むより、結果的にコスパがいいんです」(田中さん)。「恋活の制服として、ワンピなどで3パターンを用意。3回目のデートまでに交際するか結論がほぼ出るので、それ以降は自分らしく」(澤口さん)
恋のハードル5:仲良くなるまでの時間がツラい
こんな人が当てはまるかも!
□会話を続けるために頑張るタイプ
□メッセージを長く続けがち
□うまくいかないのは自分のせいだと思う
ハードルを下げるコツ:タイミングが合わないだけと割り切って。
関係がスムーズに展開しないと、ヤキモキして精神を消耗しがち。「うまく進まない相手は、何かしらのタイミングが合ってないということ。無理して振り向かせようとするより、しばらく据え置きしておきましょう」(田中さん)。恋活アプリでマッチングした相手とのやり取りが面倒な場合は? 「メッセージを続けるより、サクッとオンラインデートに移行を」(澤口さん)
恋のハードル6:どんな人とうまくいくかがわからない
こんな人が当てはまるかも!
□好きなタイプを答えられない
□運命の人がいつか現れると信じている
□相手がどんな人か深く考えてしまう
ハードルを下げるコツ:アプローチが来た人に会ってみる。
「出会いの段階でそれを考えるのはちょっと気が早いかも。自分のタイプではない人とうまくいくことも多いので、いろんな人と気軽にデートしてみましょう。例えばマッチングアプリは自分で条件を絞ると同じパターンの人を選びがちなので、アプローチが来たらタイプ外でも会ってみて」(田中さん)。頭で考えるより、実際に会いながらフィーリングの合う人を探そう。
恋のハードル7:コロナ禍で活動できない
こんな人が当てはまるかも!
□出かける機会が少ない
□安心できるタイミングで会いたい
□恋活できないことに焦っている
ハードルを下げるコツ:アプリ登録&いいね返しデーで種まき
飲み会もデートもままならない状況だけれど、逆に今だからできることも。「新しいオンラインサービスがどんどん出ているので、積極的に活用しましょう」(澤口さん)。「今はコロナ明けの恋活に向けた種まきの時期。マッチングアプリは最初の1週間に“いいね”が集中するので、時間がある日を確保して文面や写真を吟味しながら登録&いいね返しに専念を」(田中さん)
恋のハードル8:恋活経験はあるけれど、疲れた
こんな人が当てはまるかも!
□なんとなく恋活を続けている
□忙しくて体力がもたない
□パートナーが欲しい理由がわからない
ハードルを下げるコツ:一度すぱっと恋活をやめて切り替えを。
なかなか結果が出ず、恋活のモチベーションが途切れることも。「そんな時は、一人になる時間をがっつり作ってリセットしましょう。自分と向き合うことで、次の恋へと効率的に進めることも大いにあります」(田中さん)。また、疲れない恋活にシフトするのも手。「恋愛だけをゴールにせず、学べる相手や男友達を探す感覚でいると気楽に続けられますよ」(澤口さん)
田中絵音さん 恋愛アドバイザー。恋愛心理に精通し、幅広いメディアで活躍。また、日本合コン協会会長としてイベントや商品のプロデュースを手がけている。『こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)』(双葉社)などの著書も人気。
澤口珠子さん 婚活コンサルタント。1年以内に理想の自分で理想のパートナーを引き寄せるマインドを作るオンラインレッスンを運営、8年間で8000人以上の女性の婚活をサポート、幸せな成婚に導く。『はじめての「ネット婚活」』(幻冬舎)など、著書多数。
※『anan』2021年8月25日号より。イラスト・小迎裕美子 取材、文・真島絵麻里
(by anan編集部)