体が冷える原因は、姿勢の乱れとも大いに関係あり。
「姿勢が悪いと筋肉の使い方がアンバランスになってしまいます。とくに猫背は、前面の筋肉が縮み、背面は伸びたまま。熱は筋肉の収縮によって産生されるので、こうした偏った姿勢でいれば冷えるのは必然です。また、肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、肺の周りの筋肉の収縮運動も低下。さらに、胃腸も圧迫されることから、消化の際に発生する熱量も減少するのです。改善方法は、“悪い姿勢のクセ”をリセットするポーズをとること。これにより、巡りをよくして、その場で温まるのと同時に、冷え知らずの正しい姿勢に導くことができます」(「やわらかせなか.com(R)」代表・山本たか子さん)
そこでここでは、冷え知らずになる“正しい座り方”についてご紹介します! 骨盤を前に倒して、猫背のクセをリセット。
あたため姿勢:座る
冷えにつながる座り方の代表格といえば、猫背。リセットするには、骨盤を前に倒すこと。それにより、前面の筋肉が伸びて背筋が縮むという猫背と逆の姿勢がとれる。
【こんな人にオススメ】
デスクワーカー、生理痛がひどい、内臓が冷えやすい
【1】足を肩幅に広げ、お尻を突き出す。
骨盤を反らせるには、お尻を突き出すのが◎。まずは椅子の前に立ち、足を肩幅に開き、お尻を突き出そう。
【2】お尻を突き出した状態で座る。
【1】でお尻を突き出したポーズを維持しつつ、椅子に座る。手は太ももの付け根に置いて、背筋を伸ばそう。肘は体より後ろの位置にセット。
【3】斜め45度に体を倒す。45秒KEEP。
太ももの付け根を支点に、肘を後ろに引きつつ、上体を斜め45度前傾させる。呼吸は自然に。鼠径部に圧がかかるので、戻すとじわっと血が巡る。
※NG:尾骨がつぶれている!
お尻を突き出して座らないと尾骨が巻き込まれ、骨盤が反らせない。
山本たか子さん 「やわらかせなか.com(R)」代表。サロン『京都やわらかせなか』を拠点に、姿勢の改善方法を指導。著書は『1日45秒でつくる! やわらかせなか』(ポプラ社)。
ニット¥18,000(カオス) パンツ¥22,000(カトリーヌ ハメル) パンプス¥76,000(ニナ リッチ)以上カオス表参道 TEL:03・6432・9277
※『anan』2018年12月19日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・Nagisa(W) モデル・田中シェン 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)
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