人生の転機に思い切って行動したいときに思い浮かぶのが「Uターン」や「留学」。今回は、そんな人生の選択肢についての心得を、リクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV・小松麻美さんと、日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)・今井香奈さんにそれぞれ伺いました。
悩み

Uターンの心得「帰りたい理由を、掘り下げて考える」

【Uターンのどんなところがおすすめ?】
「仕事に関していえば、地方の企業に転職した場合、都会でスピード感があるなか10年前後さまざまな経験を重ねてきたことが評価されて、重宝されることが多いです。新人社員とベテラン社員とを繋ぐ中間の世代でもあるため、“会社にしっかり適応してくれれば、より若い世代の社員たちにとっての良きロールモデルになってくれるかも”という期待もあるでしょう。また、都会ほど経験者志向ではないことも多いため、それまでとは異なる職種にチャレンジさせてもらえる場合もあります。キャリアを広げられるチャンス。もし実家のサポートを受けられるのであれば、生活にゆとりができるという利点もあるでしょう」(リクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV・小松麻美さん)

【この選択を実行する際の注意点は何ですか?】
「都心と異なり選択肢が限られ、すべての希望が叶うわけではありませんので、自分が求めることの優先順位を決めるようにしましょう。例えば、希望をすべて書き出し、それらを自分が重要だと感じる順に並べて、上から3個は絶対条件、4~6個目は“できれば”に位置付ける、など。ひとまず、それらを用意しておきつつ、実際に転職活動を行うなかで、どれが望めそうで、どれが叶えるのが難しそうなのかの肌感を、少しずつ知っていきましょう。叶わないことがある一方で、思いもしない利点が見つかる場合もあります。移住先の慣習に馴染む努力は必須ですが、その先に、都会にはない“快適さ”が見つかるかもしれません」

留学の心得「積極的に学ぶ“アンテナ”を持って」

【留学のどんなところがおすすめ?】
「留学の目的を大きく2つに分けると、リフレッシュのためか、あるいはキャリアプランの一環としてかに分けられます。キャリアを見据えるのであれば、学び、働くこともできる、ビジネス留学がおすすめです。キャリアプランをしっかりと組み立てたうえで留学を行えば、帰国した後の仕事につながるスキルや資格を得ることもできる。また、留学している間に、積極的に現地の人々と関わっていくことで、生き方、そして働き方についての新たな視点を得られるはず。従来の人気の留学先であったアメリカの都市部の他にも、マレーシアをはじめ安価で質の高い教育を受けられる地域が増えているので、チャンスは広がっています」(日本キャリア開発協会認定CDA・今井香奈さん)

【この選択を実行する際の注意点は何ですか?】
「ただ海外に行くだけでは、人生は変わりません。日本で過ごすのと同様に、目的に近づくための努力を行うことは不可欠です。留学中には、ただ楽しむだけではなく、その後の人生に活かせそうなチャンスに、目を凝らして過ごしてほしいと思います。また、留学前・留学中の段階で、“自分は、まだまだ全然ダメだ”と焦ってしまう方も多い。語学力は積み重ねが重要です。努力をしながらも、大きく構えていること、また相談できる第三者を持つように心がけてください。留学経験によって、それまでと違う業種や職種に転職できた方も多くいます。キャリアチェンジの鍵として、留学という選択を、ぜひ考えてみてください」

小松麻美さん リクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV。2007年にリクルートに入社。6年間法人営業を行った後、キャリアアドバイザーに。昨年よりスーパーバイザーとして、アドバイザーの育成も担当している。

今井香奈さん 日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。社会人経験を経てアメリカに留学。留学経験と資格を活かし、留学後のキャリアコンサルタントを多く行う。

※『anan』2018年1月31日号より。取材、文・若山あや (C)Yobab

(by anan編集部)


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固い決意や⼤切な絆を守り、しがらみから離れるのに良い⽇です。ただ、今は⾃分のことよりも「他者や全体への貢献」を優先すべき時なので、まずは必要な役割を果たすことに専念しましょう。そのうえで残っている課題や⼼のモヤモヤに勇気を出して向き合い、後腐れをなくすことで、縛られていた⼼が解かれて⾃由になれます。

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