“メイク” とはスケート用語で、技の成功のことを指す。大会でのメイク率が高いことで知られる池田大亮選手。スケートボードの本場・アメリカでも注目を集める、17歳のライダーだ。
「コーチはいないので、いつもインスタグラムで上手い選手の動画をチェックするんです。かっこいいと思った技があったら、動画を参考にしてとにかく練習。成功率を上げて、大会で挑戦します」
デジタルネイティブ世代ならではのトレーニング方法。相棒のスケートボードは、どこに行くにも一緒で、日々練習に励む。信念を持ち、驚くほど大人びているけれど、スケボー仲間との時間はやんちゃな少年の顔に。現在、彼の頭の中の7割はスケートボードが占め、残り3割はSNSだそう。
「癒される時間は、お気に入りのユーチューバーの動画を見たり、インスタグラムで海外選手たちとコミュニケーションをとっているときですね。最近は、自分のプレー中の動画を編集してアップすることにもハマっています」
いずれはアメリカに活動の拠点を移し、「世界のトップ選手たちともっと一緒にプレーをしたい」と静かに闘志を燃やす。
「プレッシャーに強いのが自分の強みですね。苦戦する技も、しっかり練習してさえいれば必ず結果を出せると思っています。僕、東京オリンピックの頃はちょうど20歳なんです。選手としてもいい感じの歳だと思うので、確実にメダルを取りたいです」
素顔がわかるQ & A
Q.オフの日は何をする?
フリーの時間は、YouTubeで動画を見ていますね。お気に入りのユーチューバーは、実験系動画をアップする2人組の“水溜りボンド”。
Q.試合前に行うジンクスは?
特にないですね。試合が終わっていい成績が残せたら、親に連絡をしています。寿司とアボカドが好きで、食べるとパワーがもらえる。
Q.好きな女性のタイプは?
昔から、ショートカットの女性が好き。あとは優しい性格の人。僕はあまりグイグイとはいかないので、意見を言ってほしいですね。
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