古都「台南」でB級グルメを食いだおれ! おすすめ3店

フード
2017.04.08
古都ならではの昔懐かしいムードと美味しいもの三昧な「台南」の魅力に迫ります!
台湾

19世紀末まで台湾の政治、経済、文化の中心地だった台南。古い洋風建物や煉瓦造りの城壁の跡、カラフルな寺院など、今も古都の面影が街のあちこちに残り、独特の風情を醸し出している。そんな台南は美食の国・台湾の起源ともいわれ、B級グルメが大充実。担仔麺に牛肉湯、米(米へんに羔)に意麺……。いろいろと食べ歩くのは最大の楽しみ。そしてフルーツ天国(11月くらいまではマンゴーの季節!)でもあり、かき氷やフレッシュジュースも見逃せない。また、路地裏の小さな店や市場を覗けば、レトロな郷土菓子や素敵な手仕事などにも出合えたり。情緒ある街並みと、美味しいものと、かわいいもの。台南には女心をくすぐるものが溢れている。

お手軽だけど美味しいものが充実している台南。そのなかから、地元で愛されている名店とご当地感溢れる自慢のメニューをピックアップ。

魯肉とデンブたっぷりのおこわが名物。

蔡家米※(米へんに羔=ツァイジャーミガオ)

台湾

石精臼という台南小吃が集まった食堂街の一角。こちらで味わいたいのは、米(米へんに羔)。炊きたてのもち米に、甘辛いタレで煮込んだ豚肉やピーナッツなどをのせて、その上からデンブや香菜をたっぷりかけたこのメニュー。八角などの香辛料もふんわりと効いて、くせになる美味しさ。米※(米へんに羔/小)40元。オプションの鴨蛋は15元。●中西區民族路二段230號 TEL:06・220・9671 9:30~24:00 火曜休 カード不可、日本語メニューなし、日本語不可。

こだわりたっぷり! ほっこり味のエビご飯。

矮仔成蝦仁飯(アイザイツェンシャーレンファン)

台湾

日本統治時代の日本食レストランで修業をした初代の味を引き継ぎ、現在で4代目を数える老舗。新鮮なエビをネギと醤油と砂糖で炒め、出汁と一緒に炭火で炊いたご飯にかけた蝦仁飯はこの店の代名詞。鴨のかき卵がふんわり浮かぶ、優しい味わいのスープと一緒に召し上がれ。蝦仁飯50元。●中西區海安路一段66號 TEL:06・220・1897 8:30~19:30 火曜休 カード不可、日本語メニューあり、日本語不可。

並んででも食べたい! 台南朝ごはんの決定版。

六千牛肉湯(リォチェンニョロータン)

台湾

早朝から長蛇の列をなす超人気店。みんなのお目当ては、新鮮な肉を使った牛肉湯。生肉に熱いスープを注いで提供されるが、肉は赤みが残る程度で取り出し、甘口のタレにつけて生姜とともにいただくのがお約束。とろけるようなその美味しさは、早起きして駆けつける価値あり。牛肉湯120元、ご飯10元。●中西區海安路一段63號 TEL:06・222・7603 5:00~売り切れ次第終了 火曜休 カード不可、日本語メニューなし、日本語不可。

アクセス/高鐵(新幹線)台北駅から高鐵(新幹線)台南駅までは約1時間45分。標準車廂(指定席)で1350元。市内中心部まではタクシーで約30分、台鐵を利用すれば、高鐵(新幹線)台南駅から台鐵台南駅まで約30分。見どころ/恋愛の神様・月下老人の寺院めぐり(大觀音亭、祀典武廟、大天后宮、重慶寺)、花園夜市、神農老街など。

※『anan』2017年4月12日号より。写真・衛藤キヨコ 取材、文・野尻和代 コーディネーター・劉 容君(TOP TAIWAN)

(by anan編集部)


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