今回教えてくれたのは、「保存」について。食材の保存の仕方でも、調理の手間を短縮できる。「何があるか見えるよう保存するのが基本。さらに、皮をむいておく、ちぎっておく、より分けておくという一手間をかければ、格段に能率アップ」するとのこと。では、6つのアイデアを見ていきましょう。
玉ねぎは薄皮をむいて保存する。
いざ調理のとき、玉ねぎの薄皮がなかなかむけず、イライラすることも多いはず。「買ってきたら薄皮をむいて、透明なポリ袋に入れておきましょう。すぐにみじん切りやくし形切りができます」
レタスはちぎって保存容器に入れる。
レタスは食べやすいサイズにしておけば、すぐにサラダが作れる。「包丁を入れると断面が変色してしまうので、手でちぎって保存容器に入れておく。庫内で自然に水が切れ、すぐに食べられます」
白菜は芯と葉先を分けて袋に入れる。
部位によって、加熱時間が異なる白菜。「ザク切りにし、芯の部分、葉先の部分を分けて、それぞれ保存袋に入れておくと、調理のときに使いやすい。また、両方をバランスよく使えるという利点も」
時短の上に甘くなる。にんじんも丸茹でに。
まるごと茹でておくと、甘みが増すというにんじん。「しかも火が通るのに時間がかかる野菜なので、調理時間の短縮にもつながる。味も良くなるので、まさに一石二鳥。いも類も茹でておくと便利です」
残りがちなえのきは室内で干しておく。
えのきはザルにのせ、室内の日の 当たるところに置いておく。「水分が減って旨味が増します。出汁が出るのでスープがすぐとれますし、火も通りやすいのでパスタの 具や炊き込みご飯の具材に」
余力があれば、先に玉ねぎをカット。
切っても傷みにくい玉ねぎは、薄切りやみじん切りにし、冷蔵庫でスタンバイ。すぐ料理できて便利。「ただし、ニオイがつきやすいので、玉ねぎ専用保存容器を作っておくといいでしょう