買ってきたものや作りおきのおかずをとりあえず冷蔵庫にどんどん詰め込む。その結果、置いた場所がわからない、スペースがキープできない、揚げ句の果てに賞味期限切れ食品がどっさり…となっていませんか?
「上手に使うには、庫内を“ゾーニング”すること。キーワードは賞味期限。いつまでに食べるかを基準に、棚ごとに置くものを設定すれば、常に食品がある場所、空きスペースが見えてきます」と言うのは、冷蔵庫収納家の福田かずみさん。
「整ったら写真に撮り、その状態に戻すよう心がけて。スペース使いが上手くなれば、使い勝手も改善。買い物の仕方も変わり、結果、料理の腕まで上がりますよ!」
以下で具体的な方法をご紹介します。
保存がきくものは一番上の棚が指定席
一番上の棚は、手が届きにくく、よって散らかりにくい場所。パン粉など使用頻度が比較的低いものや、味噌や豆板醤など賞味期限が長めの調味料を置くのに最適。「出番がそう多くない食品なら、取り出しにくい場所でもストレスを感じる回数が少なく済みます」
1週間程度置いておく、そんな食品は中央に
中段は使いやすい“ゴールデンゾーン”。よって、作りおきしたおかずや、ヨーグルトなど、出し入れがありつつ、1週間程度は居座る食品を置くゾーンとする。「納豆や豆腐など、食べたらまた買い足す食品も、ここに。常にふさがっている棚になります」
下段は、何が来ても受け止める、“ゆとりの空間”
下段は“ほぼ何も置かない”スペースとして是が非でも確保。「置いていいのは、3~4 日以内に確実に消費する、肉や魚などのみ。空きスペースがあれば、突然の頂き物にも対応できます。冷蔵庫をパンパンにしないことが上手に食品を管理するコツです」
冷凍庫は3つに区分し、入っているものを見やすく
冷凍庫も、ほうっておくと迷宮化しがちな場所。「チーズやミックスベジタブルなど、冷凍保存しながら少しずつ使う素材のゾーン、冷凍した料理をしまうゾーン、パンなど大きな形のものを収納するゾーンに分けると使いやすいです」
長さやサイズに合わせ、収納スペースを確保
野菜室は、大根や白菜など大きかったり長かったりするもの、にんじんやきゅうりといった細めのもの、かぼちゃやじゃがいもなどゴロッとしたものの3つに分類。「使いかけの野菜は密閉できる容器などに入れてまとめて一か所に保存、早めに使うようにします」