短時間で完成! 体を整えるスパイスカレー。
食欲が落ちた人も、思わずそそられるスパイスの香り。
「香気成分だけでなく、健胃効果や、抗酸化作用を期待できる成分を含み、ビタミンやミネラルなども豊富です。体に良いスパイスを複数使って作るインドカレーを、もっと気軽に取り入れてほしいです」(スパイス料理研究家・印度カリー子さん)
そこで考案したのが、たった2~3種類のスパイスを使い、わかりやすい分量で作れるレシピ。今回紹介してくれたのは、夏の体を整える3品。本格的なチキンカレーにレモンの酸味を加えた夏らしいアレンジと、栄養バランスが整う、朝食にぴったりなオムレツ、冷めても美味しく、お弁当のおかずにもなるサーモンとゴーヤのカレーだ。
「味付けはそのままで、具材を変えると味わいが変わるので、飽きずに楽しめますよ」
レモンチキンカレー
爽やかな酸味もアクセント。
Spices
ターメリック…抗酸化作用が強いスパイス。カレーの色付け役で、深い味わいをもたらす。
クミン…消化促進やダイエット効果があるとされ、カレーらしい独特の強い香りを生む。
コリアンダー…健胃、整腸など胃腸機能改善に役立つ。全体の風味をまとめ、とろみをプラス。
材料(2人分)
鶏もも肉…300g(一口大に切っておく)
水…150ml
玉ねぎ…1個(みじん切り)
トマト…1個(ざく切り)
にんにく…1かけ(みじん切り)
しょうが…1かけ(みじん切り)
ターメリック…小さじ1
クミン…小さじ1
コリアンダー…小さじ1
塩…小さじ1
砂糖…小さじ2
サラダ油…大さじ1
レモン汁…大さじ2
作り方
1.フライパンにサラダ油をひいて、にんにく、しょうが、玉ねぎを中火~強火で10分ほど炒める。
2.玉ねぎがこげ茶色になったら、トマトを加えて果肉をつぶすようにしながら2分ほど炒めてペースト状にする。
3.弱火にして、スパイスと塩を加えて混ぜ合わせる。
4.鶏肉を加えて肉の表面に焼き色がつくまで中火で2分ほど炒め、水を加えて蓋をして弱火で10分ほど煮込む。
5.仕上げにレモン汁と砂糖を加え、塩(分量外)で味を調えて完成。
印度カリー子さん スパイス料理研究家。「印度カリー子のスパイスショップ」代表。著書に『ひとりぶんのスパイスカレー』(山と溪谷社)など。
※『anan』2020年7月29日号より。写真・宮濱祐美子 スタイリスト・中根美和子 取材、文・板倉ミキコ 撮影協力・UTUWA
(by anan編集部)