丁寧な暮らしは難しくても、ミキがあれば。
「体の免疫力の7割は腸、残りの3割を決めるのが心。幸福感でも免疫力は高められるのです。喜びの本質は自分でやること。奄美大島の伝統発酵飲料ミキは、手作りで学び探究する楽しさも味わえます。1ccに1億個以上の乳酸菌を含み、奄美では授乳期の滋養食や、病後の回復食としても愛飲されるミキ。赤ちゃんは生まれるときに産道で母の腸内細菌をもらうので乳酸菌の匂いがするのですが、ミキの甘酸っぱい香りは、まさにそれ。ヨーグルトのようなミキを朝食代わりに、間食に、寝る前に。丁寧に生きるのは難しいけど、自家製発酵飲料を毎日摂るくらいならできますよね」
発酵ライフ3か条
味のグラデーションを楽しむ。
発酵食を自分で作ると味の変化がわかる。まろやかな甘さからフレッシュな酸味へ変わるグラデーションをその都度味わう楽しみが。
生きた乳酸菌と会話をする。
ミキを仕込んでリビングや寝室に置いておくとプツプツ発酵。あるときフワーッと乳酸菌の香りが立ち、飲み頃サインを教えてくれる。
肌に塗ったり植木にあげても。
おいしく飲んで体の中から健康になるだけでなく、残ったら水で薄めて化粧水のように肌に塗布したり、観葉植物や植木の肥料にも◎。
発酵パワーレシピ
ミキのサラダ
発酵ドレッシングに、焼いた酒粕を利かせて。
<材料/2人分>
アスパラガス…4本
しいたけ…4個
菜の花…100g
酒粕…30g
なたね油…適量
粗塩…少々
(A)
大根おろし…50g
ミキ…大さじ3
ヨーグルト…大さじ1
粒マスタード…大さじ1
白味噌…小さじ1
醤油…小さじ1
粗塩…少々
なたね油…大さじ1
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<作り方>
(1)アスパラガスは根元部分の皮をピーラーでむき、3等分に切る。しいたけは4等分に切る。フライパンになたね油を中火で熱し、さっと焼いて粗塩をふり、ボウルへ移す。
(2)フライパンを中火で熱し、半分に切った菜の花と大さじ1の水(分量外)を入れ、蓋をして2分ほど蒸し焼きにする。
(3)酒粕をオーブントースターで2?3分焼き、こんがりと焼き目をつける。
(4)(1)、(2)の野菜をボウルに合わせ、混ぜ合わせたAをかけ、よく和える。
(5)皿に盛り付け、(3)の酒粕をちぎって散らす。
たなか・なつき 女優、モデル、発酵活動家、断食メソッド「ゆるだん」、発酵ワークショップ「N's HaCcOoo Lab」主宰。
※『anan』2020年4月22日号より。写真・大嶋千尋 料理、スタイリング・真野 遥 取材、文・片岡えり
(by anan編集部)