チオベンとmiccaが行く。日本橋&東京駅 物産館クルーズ
おいしいものが大好きな仲良しコンビ、料理人のチオベンこと山本千織さんと、イラストレーターのミカさん。今回は、日本橋~東京駅エリアにあるアンテナショップを、“友達にあげたくなる手みやげ探し”をテーマに回っていただくことに。このエリア、多数の物産館がひしめいており、いずれも歩ける距離感なので、お散歩がてらのハンティングにはうってつけ。
「見たことがないもの、知らないものが並んだ店内に足を踏み入れると、気分はもう完全に旅行。今回7県めぐりましたが、近場に旅に出たくらいの満足度がありました」(山本さん)「地域色があるパッケージでジャケ買いするのも旅先でのおみやげ選びの醍醐味。それを思い切り味わえ大満足」(ミカさん)
どのお店でも大笑いしながらの品選び。臨場感たっぷりにお届けしま~す。
海の幸と山の幸が大集合。品揃え豊富で、選択困難!!
【日本橋ふくしま館 MIDETTE】
浜通り、中通り、そして会津地方と、3つの文化圏を持つ福島県。かまぼこなど海産物を使った加工品からフルーツ、そして山菜まで、幅広い品揃えに、二人ともワクワク!
東京都中央区日本橋室町4-3-16 柳屋太洋ビル1F TEL:03・6262・3977 10:30~20:00(土・日・祝日11:00~18:00) 年末年始休
「会津の伝統料理の“こづゆ”のレトルトや、“志ら玉麩”など、昔ながらの食文化を感じさせるアイテムに手が伸びます」(山本さん)
ミカさんは一方、さすがイラストレーター、パッケージ力のある商品に惹かれている模様。30分吟味して選んだ商品がこちら!
【山本千織セレクト:松葉屋 志ら玉麩 ¥250】
会津地方の郷土料理“こづゆ”に欠かせない、小さな玉麸。ルックスの愛らしさに、山本さん、ノックダウンされました。「お味噌汁でもお吸い物でも、いろんな汁物に浮かべてみたい」
【miccaセレクト:高橋製麺 かっぱ麺 ¥360】
県中部に位置するきゅうりの名産地・須賀川市の新しい名物が“かっぱ麺”。きゅうりの搾り汁が練り込んである麺だとか。「ネーミングとかっぱのイラストにヤラれました(笑)」(ミカ)
出雲の神様のお膝元は、しじみとあんこの国だった?!
【にほんばし島根館】
昔ながらの商品が数多く並ぶ店内に、「旅感、半端ない!」(ミカさん)と鼻息が荒くなる二人。入り口付近は羊羹やおしることいった“あんこ商品”が充実。また、食通に人気の木次乳業の商品が、バターだけでなくチーズなども揃うことに、山本さんがヒートアップ。訪れた日は品切れ続出だったので、「出直す!」と心に誓っていました。また、名物・宍道湖のしじみも大充実。ミカさんは、「二日酔い用に…」といろいろと物色。
東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル1F TEL:03・3548・9511 10:30~19:00 年末年始休
【山本千織セレクト:原寿園 おこげぜんざい ¥500】
あんことおこげが入った、ぜんざいのセット。様々な種類があり、山本さんはこれを含め数種購入。「山本家、みんなぜんざい好きなんです。出雲大社を感じさせるパッケージも好き」
【miccaセレクト:しじみ屋かわむら 赤だし 1食入り¥200】
県北東部にある宍道湖は、しじみ漁獲量日本一! お湯を注ぐだけで出来上がるお味噌汁なら、手軽にその滋味を味わえる。「お酒好きの友達に、生活必需品としてプレゼント」(ミカ)
お出迎えは、せんとくん! 次から次へと気になる品が。
【奈良まほろば館】
「奈良って何が名産?」とおしゃべりしながら入店した二人を待っていたのは、柿のあれこれ! 果物好きの二人は大興奮。買い物かごの中に次々と柿アイテムを放り込む! ミカさんは、「さすが奈良、なんか“古(いにしえ)”って感じやな」とつぶやきながら、桐箱に入った“蘇”や壺入りの米飴などもチョイス。2品決まったか…と思ったら、最後に山本さんが梅を使った商品の棚の前で悶絶。「素材を活かした名品が多すぎて、選べない…」と、苦悩したのでした。
東京都中央区日本橋室町1-6-2 日本橋室町162ビル1~2F TEL:03・3516・3933 10:30~19:00 12/31~1/3休
【山本千織セレクト:柿の葉すし 山の辺 柿の葉すし ミックス(さけ・さば)8貫入り¥796】
製造数が少なく、地元でも人気というこちらの柿の葉すし。入荷してもすぐ売り切れる人気品です。「お昼時などにこれを持って友達の家に行き、ダラダラ無駄話をしたい(笑)」(山本)
【miccaセレクト:砂糖傅 増尾商店 御門米飴 350g¥1,198】
米を麦芽で糖化させた昔ながらの健康食品。「壺に入っているものに弱いんです。実は選んだ理由はそれが一番…(笑)。でもそれで、食べておいしかったら嬉しさ2倍ですよね」(ミカ)
デザインの統一感はピカイチ。贈りもの選びに最適です。
【日本橋とやま館】
日本海に面した富山は、鰤(ブリ)など魚介類のおいしさが自慢の県。こちらの物産館、とにかくどの商品もパッケージがおしゃれ! その洗練された雰囲気に二人はうっとり…。「手みやげというより、ギフト向きの商品がたくさん。その中に昔ながらのパッケージを見つけると、ギャップに微笑みたくなる」(山本さん)「昔ながらの商品も、パッケージが今どきになることでこんなに印象が変わるのかと…」(ミカさん)
東京都中央区日本橋室町1-2-6 日本橋大栄ビル1F TEL:03・6262・2723 10:30~19:30 年末年始休
【山本千織セレクト:片口屋 鰤醤 ¥926】
日本のみならず、アジアの魚醤も好きという山本さん。「ゆで麺の味付けに魚醤を使うと、味だけでなく“出汁っぽさ”が出るので、とても便利。アジア系の麺とも相性抜群です」(山本)
【miccaセレクト:女傳商会 幸のこわけ 福わけ鯛 ¥600】
富山といえば、形がかわいい“細工かまぼこ”! ミカさんは愛らしい鯛をチョイス。「友達の家での飲み会とかに、“おみやげだよ~”ってぶら下げて登場したい(笑)」(ミカ)
おしゃれ度は日本橋随一?! お酒が楽しめるカウンターも。
【ここ滋賀】
交差点の角に位置するこちらのアンテナショップ。店内に並ぶのは、厳選された味&デザインの商品ばかりで、それほど広くはないですが、とても洗練された空間です。「ルックスのレベルがどれも高く、この時点で品物の“選ばれし感”が半端ないですね…」(ミカさん)「そういう意味では、“どれを買っても間違いなし!”という安心感がたっぷり。でもだからこそ、なんか外したものを探したくなっちゃうんですけどね(笑)」(山本さん)
東京都中央区日本橋2-7-1 TEL:03・6281・9871 10:00~20:00 年末年始休
【山本千織セレクト:麸惣 丁字麸(からし酢みそ付) ¥500】
昔ながらの手焼きで作られた“丁字麸”は、もちもちした食感&栄養価の高さが自慢。「水にひたしてギュッと絞って、付属の辛味噌で和えたら1品出来上がり。手軽です!」(山本)
【miccaセレクト:伊吹ハム 山椒ソーセージ 160g¥980】
豚肉に、年に10日前後しか収穫できないという名産品“伊吹山椒”を練り込んだソーセージ。「これも鉄板系でしょう。絶対おいしいと思う(笑) 見た目も高級感があっていい!」(ミカ)
品物の“多文化度”が高い! 冷凍&冷蔵コーナーで悶絶。
【日本橋 長崎館】
名物料理・チャンポンには、“様々なものを混ぜること”という意味があるそうですが、ここの品揃えはまさにそれ! 和洋折衷、幅広さに圧倒されます。冷凍&冷蔵コーナーに釘付けだったのは、山本さん。「全部おいしそうでおもしろい!」と、本日一の大興奮。「6県目にして自分の選びがウケ狙いになってきた気がする…」と困惑しながら、愉快な商品を選択。一方ミカさんはなぜか“あご(トビウオ)”に執着…。
【山本千織セレクト:白雪食品 ちゃポリタン 1食入り¥239】
ちゃんぽんの麺と具材(名物であるかんぼこ=かまぼこ)を、カゴメのケチャップで味付けるという商品。「名前が笑えるし、手軽だし、おいしそう。麺好きとしては外せない」(山本)
【miccaセレクト:篠崎海産物店 あごだし ラーメンのもと 60g¥650】
あごを粉にしたという品。“ラーメンのもと”と書いてあるが、使い方は“ラーメンにかけて”とのこと。「チョイ足し食材なのに“もと”?!(笑) 卵焼きとかに入れて食べたい」(ミカ)
北の大地のおいしいがぎゅぎゅっと大集合~。
【北海道フーディスト】
珍しい生鮮食品も並び、もはやここは現地のスーパー! それほど豊富な品揃えのショップ。ミカさんは北海道出身の山本さんに教えを請いながら、二人で最後のハント。「こんなものまで?! というラインナップに、思わず北海道にいる錯覚に陥りました」(山本さん)「改めて北海道はおいしいものが多いと実感。なんか新千歳空港のおみやげショップにいる感じ。ホッキ貝のぬいぐるみを買おうか悩みましたが次回にします(笑)」(ミカさん)
東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街中2ブロック TEL:03・3275・0770 10:00~20:00 1月1日休
【山本千織セレクト:肉の山本 ラムしゃぶ 500g¥1,200】
北海道ではしゃぶしゃぶ=ラム肉だと山本さん。こちらは薄切りを冷凍した商品。「友達の家での集いに持参して、みんなでラムしゃぶをしたい! その日の主役になれそう」(山本)
【miccaセレクト:鷹栖町農業振興公社 オオカミの桃 1000ml¥1,100】
旭川の北に位置する鷹栖町で育ったトマトを使用したジュース。食通の間で味の評価がとても高いそう。「これ、めっちゃおいしい上に栄養も豊富。健康に気を使う女子にぜひ」(ミカ)
山本千織さん(左) 料理人。“chioben(チオベン)”名義でのお弁当やケータリングが大人気。著書『チオベンの弁当本』(KADOKAWA)が発売中。小誌の料理ページも人気。
miccaさん(右) イラストレーター。弊誌をはじめ、女性誌、広告、書籍の装丁への作品提供など、幅広く活躍中。11/3 まで外苑前の「スペースユイ」にて、個展を開催中。
※『anan』2018年11月7日号より。写真・柳原久子
(by anan編集部)
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