創造性が詰まった小宇宙。胸躍るひと粒を楽しみに。
スイーツ専門のライターとして仕事を始めたばかりの頃。チョコレートとはかくも香り高く、深い味わいに満ちたものなのかと衝撃を受けたのが、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のチョコレートでした。とりわけ印象深く、今でも大好きなのが、ロシェ。香ばしいナッツと濃厚なプラリネ。パリッ、カリッ、まったり、の食感の取り合わせに、ほのかな塩気と甘み。絶妙なバランスとはこういうことだと、口にするたびに思います。ボンボンのロシェも好きですが、直径4cmはあろうかという「ブシェ ロシェ」は、テンションの上がるとっておき。ひときわ仕事を頑張ったときに、ミルクと一緒にいただきます。
秋冬の新作発表時期に毎年楽しみにしているもののひとつが、小山進シェフのボックス。とくに「エスコヤマ インターナショナルチョコレートアワード」は、京都に生まれ、本物の和の食材に触れて育った小山シェフならではの、斬新なおいしさに満ちています。新作も、濃厚な堅豆腐の味噌漬けの燻製や柚子酒などの和素材とチョコレートの、緻密に計算されたマリアージュ。この驚きを体験してほしくて、贈り物にしたくなるのです。チョコレートは、こうしてワインのように繊細な味わいの違いを楽しめるものですが、一方で誰もが子どもの頃から親しんできた身近なお菓子でもあります。懐が深く、あらゆる人を笑顔にできる。それが、チョコレートの最大の魅力だと思います。
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